日に日に寒さが増してくるこの時期、空気の乾燥が気になり始めている人も多いだろう。空気が乾燥すると、肌がガサガサになったり、喉が痛くなったりするだけでなく、ウイルスの活動が活発になり、風邪やインフルエンザにかかりやすくなる。また同じ気温でも、湿度が低いほうが体感気温は低く感じられる。そのため、冬は加湿器を使った湿度管理が重要だ。これからの季節に役立つパワフルな最新加湿器4機種を紹介する。
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加湿器は近年、空気に雑菌をまき散らさず、適度に加湿できて電気代も抑えられる「気化式」、そして気化式の発展型ともいえる「ハイブリッド式」が主流となっている。
気化式は水を浸透させたフィルターに風を当てて気化させることで加湿する方式。ヒーターを使わないため、電気代が安いというメリットがあり、布で菌がろ過されるので衛生面も優れる。
ハイブリッド式は、湿度が低い時はフィルターにヒーターで温めた風を当てるが、設定湿度に近づくとヒーターが止まりフィルターに常温の風を当てるようになる。そのため、気化式より加湿効果が高い。
今回は、この2つの方式を採用した加湿器の中から、広いリビングもパワフルに加湿でき、寝ている間も乾燥対策できる4機種紹介する。
気化式でもパワフル加湿 パナソニック

気化式は大量の風で加湿するため運転音も本体サイズも大きくなるというデメリットがある。パナソニックの加湿器「KXR07」は、ファンを高速回転させるDCモーターを搭載することで、小さなファンでも多くの風量を生み出すことを可能にした。コンパクトながら広い部屋も短時間でしっかり加湿できる。

加湿に独自イオン「ナノイー」を加えるため、ナノイーを使わない場合に比べて、肌の水分量を約2倍、肌のうるおいスピードを約3倍にアップさせるという。