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米倉涼子 元弁護士役の『リーガルV』にかける思い

日経エンタテインメント!

2018/11/19

弁護士ドラマっていうと、公明正大でビシッとしているイメージがありますが、翔子は真逆にいるので、気負わず楽に見ていただけるのでは。『ドクターX』ではオン側ばかりでしたが、今回はオンとオフが混じり合っているような展開。未知子のときは、お風呂には入るけど、部屋のシーンはなかったんですよ。部屋と事務所がつながっているので、口を開けて寝てるような面もお見せすることになりそうです。翔子の衣装は今日のスタイリングと同じ、野村昌司さんにお願いしました。『それパジャマじゃん』『下着じゃん』っていうアイテムにジャケットを羽織ったらカッコよかった、みたいな、ゆるくて今っぽいスタイリングは翔子らしさを表しているので、そこにも注目してほしいです」

■顔合わせで久々に緊張

取材時はクランクイン前で、髪を切って役柄に備え、共演者との本読みだけ終わった段階。8年前に映画『交渉人 THE MOVIE』(10年)で共演した林遣都と、『ドクターX』での勝村政信以外は、ほとんどが初共演だという。

(写真:アライテツヤ)

「今回の顔合わせのときに、期待と同時に、『ドクターX』のときの心地良さを改めて認識しました。『ああ、本当におうちみたいな存在だったんだな』って。久しぶりにドキドキして、立って挨拶するときも、緊張で目が回りそうになりました。こういう気持ち、久しくなかったなって。

勝村さんとは本読みの後に、『私たち愛し合ってるよね』って話しました(笑)。何だかよく分からない、変な絆があるんです。

遣都君は、初めて会ったときはまだ10代で。俳優として成長された今、またご一緒できるのがとても楽しみ。翔子の相棒として、いいコンビが組めたらと思います。(田中)圭君から聞いていたので、『おっさんずラブ』を見ていたんですよ。そしたらはまっちゃって。圭君の相手役だった遣都君のことはとても気になっていました」

役作りについては、「事前に特別なことはしない」と明かした。

「本読みで、みなさんどんな感じで出てくるのかなっていうのを楽しんで、後出しじゃんけんみたいに、自分のキャラクターを決めることが多いです。『私はこんなふうにやろう』って臨むと、大抵無理が生じて崩れるので。西田(敏行)さんも、『感じるままにやればいいじゃん、ちゃんとハートがあればさ』って、よくおっしゃってくれますね。

未知子はオペが趣味で、『この人を生かしてあげたい』という明確な意思があったけど、翔子はそれほど素直な心の持ち主でもないみたい。悪女というよりはお転婆の域だけど、自己中心的で人の気持ちはそっちのけというか。面白そうだからとか、お金が入りそうとか、何か自分の刺激になりそうってものに食いつく…ヒルみたいな感じ(笑)。展開も速いし、肩肘張らずに見ていただきたいです。

私自身、居心地の良かった『ドクターX』を離れて、あえて新しい作品に臨みます。この挑戦で得られるものが絶対にあると信じて、取り組んでいきます」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2018年11月号の記事を再構成]

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