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AKB48の大家志津香 12年目でも卒業しない理由

日経エンタテインメント!

2018/11/22

2018年6月に開催された「AKB48 53rdシングル世界選抜総選挙」では100位。全メンバーの中で最初に名前を呼ばれたのが26歳の大家志津香だ。彼女は07年の4期生オーディションに合格してAKB48のメンバー入り。今では在籍12年目を迎え、グループで3番目に長いキャリアを持つ。最近は『池の水ぜんぶ抜く大作戦』(テレビ東京系)などテレビでも活躍。それでも「卒業」の意志はないという。その理由とは?

1991年12月28日生まれ。福岡県出身。2007年に4期生としてAKB48入り。現在はチームB所属。16年の44thシングル『翼はいらない』で、じゃんけん大会以外で初めて選抜入り。『ひるおび!』(TBS系)のお天気コーナーにも出演中(不定期)(写真:笹森健一)

もともと「歌って踊るのもかわいく振る舞うことも苦手。自分でもアイドルとしての素養はないと思っていたけど、テレビに出るタレントさんになりたかった」と言う彼女。AKB48に加入するもなかなか脚光を浴びることができず、正規メンバーに昇格するまでにはグループ史上最長となる約2年半を要した。当時は“卒業”の二文字が常にそばにあったという。

「先の見えない研究生時代は何度も卒業を考えました。福岡から出てきて最初に一緒に住み、仲の良かったのが『地方組』と呼ばれる子たちだったんですけど、指原莉乃、北原里英、横山由依ですからね。みんながAKB48の主要メンバーとして活躍するのを横目で見ながら、自分は必要ないのかなと悩んだりもしました。そこで踏みとどまれたのは負けず嫌いだったのと、そんな私にも少ないながらもファンがいたから。当時は1人でもファンがいてくれる限り辞めないぞと思ってました。

ただ、ようやく正規メンバーに昇格しても、公演には出られず、握手会にも人が来ない。とことんポジティブな人間なんですけど、さすがに心折れる瞬間があって、握手会中に泣いちゃったことがあるんです。そうしたら、たまたまそれが撮られていて、『週刊AKB48』という番組で特集してもらえて。街頭でのティッシュ配りなど、ファンを増やすためにいろんなことをやって、アイドルという側面以外の自分を出すことができたら、応援してくださる人がものすごく増えたんです。今でも『週刊AKB48』を見て好きになりましたという人が握手会に来てくれますもん。

アイドルとしての素質も人気もないことは自覚しているけど、そんな私が頑張っているのを見守ってくださる方は大勢いる。それはすごく自信になりました。私のファンってアイドル性で好きになっていないから、他の子に目移りしないし、根強いんですよ(笑)」

さらに大家の認知度を世間一般へと広めたきっかけは、クイズ番組『ミラクル9』(テレビ朝日系)へのゲスト出演(11年11月)だった。“天然の天才”具志堅用高とボケで五分に渡り合う突飛な発想力がうけ、レギュラーの座をつかみ取る。18年に入ると、やはり人気バラエティ『池の水ぜんぶ抜く大作戦』で、ヘドロにまみれて全力で魚と格闘する野性児ぶりを発揮し、バラエティタレントとしての魅力を垣間見せた。

「今思い出しましたけど、『ミラクル9』の直前も真剣に卒業を考えていました。前よりも関心を持ってもらえるようになったとはいえ、相変わらず人気はないし、目標だったタレントとしての仕事もない。また心が折れかけて、田舎に帰ろうって。そんな時に『ミラクル9』の特番に呼ばれたんです」

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