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World Food Watch

台湾で「居酒屋」大人気 日本酒をちびり、シメは釜飯

2018/10/18

釜飯と日本酒で人気を博す「Hanabi(はなび)」の「北海道直送カニかまぼこ釜飯」

台湾で、大人気の店がある。台北にある、釜飯と日本酒を楽しめる「Hanabi」(はなび)だ。台湾では今、しゃぶしゃぶや焼き肉、ラーメン、とんかつなど、代表的な和食が気軽に楽しめるようになってきているが、釜飯も日本酒の専門店も現地ではまだ珍しい存在で、新しい組み合わせに注目が集まっている。

台湾など中華圏やアジア全域に進出した日本企業の飲食店を取材すると、よく日本人店長がこんなふうに嘆いている。「現地の人は食事をするか、飲むかのどちらかだけ。ゆっくり酒を味わいながら最後に食事でシメるという居酒屋的利用が少ないので、滞在時間は短く、客単価が上がらずで、経営的に厳しい」

台湾では珍しい、釜飯と日本酒の組み合わせが台湾人に好評

そんな経営者の悩みを見事に解決し、しかも地元台湾の人たちに人気を博しているのが同店なのだ。入店するとまず、日本酒の入った大きなショーケースが目に飛び込んでくる。全部で40種以上の銘柄を常時そろえているというからすごい。日本でかなり日本酒に力を入れている居酒屋に負けないくらいの品ぞろえだ。

その一方、店内を見回すとあちこちのテーブルで釜飯を楽しむ姿も目に入る。釜飯メニューは10種類ある。日本でも本格釜飯店ながら日本酒が40種類も揃う店は珍しいだろう。

メニューブックには「思いっきり語りたいとき、呑んじゃおか」などの日本語が書かれてある

席に座るとまた驚かされる。店内は日本の和風居酒屋のような雰囲気で、案内されたテーブルに置かれた取り皿と割り箸とメニューブックのたたずまいが日本の和風居酒屋の雰囲気そのものなのだ。割り箸には「吉野杉」と記載され、メニューブックには「思い切り呑んじゃおうか、パーッと!」と、日本語のキャッチコピーまで掲載。一瞬、日本の居酒屋にいるかのような錯覚を覚えるほどの徹底ぶりだ。

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