探しているファッションアイテムについての質問を投稿すると、登録された全国のショップから回答が寄せられるファッションアプリ「FACY(フェイシ―)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を数える利用者からの投稿内容を分析、次のトレンドを読み解く。
メンズ向けの「FACY MAN」の投稿件数において、高い伸び率を示したのが、「ニット・スエット」だった。

調査期間:7月1~31日と8月1~31日の比較
さらに投稿内容を詳しくみると、「ニット・スエット」に関連する頻出語としてトップとなったのが「ニット」。今回は、そんな秋冬を代表するアイテムを紹介していく。
■ローゲージニットでも、ストレスにならない
季節の移り変わりを受けて、ユーザー投稿やショップスタッフが提案するアイテムにも、コートやニット、長袖シャツなどが目立つようになった。中でもニットでは、冬に備えて、ウール素材を使った分厚いものを求めるユーザーの声が目に付いた。
これに対して、ショップスタッフが提案したのが、ウール素材を使ったローゲージニット(粗く編まれたざっくりとしたニット)だ。それもただ分厚いだけではない。ウール素材特有のチクチクとした不快な触感のないものだ。使い勝手のよい、粋な提案が見受けられた。

ウール、ナイロン、コットンをローゲージで織り込んだハニカム地を採用したニット。毛羽立ちがしにくく、ウール特有のチクチク感もない、ベーシックなウールニットと一線を画す一着だ(Wislom Marcelo Chaud \17,280 税込み)