現在24歳の新木が、原宿の竹下通りでスカウトされて芸能活動をスタートさせたのは、小学校5年生だった頃。所属事務所のスターダストプロモーションで演技レッスンを一緒にしていた同世代の中には、当時はグループが結成される以前だった「ももいろクローバーZ」のメンバーたちもいたという。14年に雑誌『non-no』専属モデルとなり、その翌年にリクルート「ゼクシィ」のCMガールに起用されて知名度が上昇した。

モデルの仕事が転機に

「振り返ると、あっというまでしたね。高校から大学に入る頃にかけて、演技のお仕事をしたいけど、なかなかオーディションに受からなくて、うまくいかない日々が続いていた時期もありました。お仕事をやめたいと思ったことが一度もないわけではないんですけど、そう思いかけたときに、グッと踏ん張ってきました。大学に入るとき、大学に通っている4年間をリミットに結果が出せなかったら、そのときはやめようと考えていましたが、その頃からモデルのお仕事をさせていただくようになって、ゼクシィのCMにも選んでいただきました。モデルを始めたことは、いろんな方に知ってもらうきっかけになっただけでなく、自分の見せ方も学んで女優のお仕事をするときに生かせるようになったので、大きな転機になったと思います」

『SUITS/スーツ』 弁護士事務所を舞台にした全米ヒットドラマが原作。織田裕二、中島裕翔出演。新木は法律事務所に勤務するパラリーガル(フジテレビ系/月曜21時)

秋は『コード・ブルー』以来、およそ1年ぶりにフジテレビ系月9ドラマに出演している。織田裕二主演の『SUITS/スーツ』(10月スタート)で新木は、所属する法律事務所でトップクラスの調査能力を持つ優秀なパラリーガル・聖澤真琴を演じる。

「アメリカで大ヒットしたドラマが基になっているので、参考にしつつも、日本を舞台にしたお話なので、原作とはまた違った魅力を出していきたいです。大事な役をいただいて、気は引き締まりますが、初心を忘れずに、すべてのことを新鮮な気持ちで捉えていきたいと思っています。

ゼクシィのCMに出演して、演技のお仕事が増えたときに、『新人女優』として紹介していただいたのですが、私としては10歳の頃から活動してきたので、『新人』と呼んでいただいたことが、『ここからスタートする気持ちでいいんだ』と思わせてくれて、心の支えになりました。その頃から2~3年くらいたって、少しは成長出来てるかな?と思いますが、まだまだ新人のつもりで(笑)、今後も頑張っていきたいです」

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント! 2018年10月号の記事を再構成]