【STEP3 肋骨を閉める】
胸式呼吸で肋骨を閉めるくびれが完成
膣を締めた状態を保とうとすると、呼吸は自然と肋骨が大きく動く胸式呼吸になる。その肋骨がSTEP3のターゲットだ。「ウエストの細さは肋骨で決まる。肋骨は呼吸で開閉するが、息を吐ききったときの肋骨の下側が閉じた状態が、ウエストの細さの限界値。言い換えれば、肋骨の下側が閉まるほど、どんどんくびれていく」(村田さん)。息は鼻から吸って、口からゆっくり吐くように。すべて、膣を引き上げた状態で行おう!

まず、縦長に丸めたタオルを背中側に回して持つ。膣を締めて鼻から大きく吸い、肋骨を前後左右に広げるように開く。そして、口からふーっとゆっくり吐きながら、タオルで肋骨を縛って閉める。一息10秒を目安にして。
【SPECIAL くびれを定着させる】
さらに美しく仕上げるサイドプランクでくびれを定着
寝っ転がってテレビを見るときも、ながらトレーニングを怠らない村田さん。CM中にお薦めなのは、サイドプランク。「腕で体を支えているように見えて、実は体幹の深層筋で支えている」(村田さん)。キープ時間の目安は30秒。慣れてきたら、徐々に長くしていこう。

30秒!ながらくびれトレでは、横向きになりひじを肩の真下につき、上の手を腰に。脚は揃えて、ひざ下を後ろへ曲げる。膣を引き上げたまま、腰を持ち上げて30秒キープ。腰が落ちてきたら、下側の脇腹に力を入れ直して。反対側も同様に行う。
村田友美子さん
「くびれ母ちゃん」。ピラティス、体幹トレーニング、整体を学び、独自のメソッドを考案。姿勢改善コアトレーナーとして、モデルや女優などに指導を行っている。著書に『くびれ母ちゃんの、最強ながらトレーニング』(光文社)、『世界一美しいくびれコアボディ』(KADOKAWA)。

(ライター 茅島奈緒深、写真 鈴木 宏、スタイリング 椎野糸子、ヘア&メイク 依田陽子、図版 三弓素青)
[日経ヘルス 2018年8月号の記事を再構成]