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肉がうまくて止まらない アルゼンチンの魔法のソース

2018/8/30

中南米でステーキを食べると必ずついてくる緑のソース「チミチュリ」

中南米でレストランに入ると、テーブルに緑色のソースが置かれていたり、最初に緑色のソースがパンとともに運ばれてきたりすることが多い。初めてこのソースに出合ったとき、試しにパンにつけたらあまりにおいしくて食べるのが止まらなかったことを思い出す。

緑の正体はフレッシュなハーブ。オリーブオイルと酢の中に刻んだパセリとニンニクなどが入っている。店のカマレーロ(ウェイター)に、それは「チミチュリ」というソースで、肉にかけるソースなのだと教えてもらった。

その後出てきた牛肉のステーキにつけて食べると、なるほど、これは肉に最高に合う! 日本ではサシが入った霜降りの軟らかい牛肉を好む人が多いが、中南米では赤身の肉が好まれる。チミチュリをかけると、脂の少ない赤身肉にオリーブオイルが加わり、まろやかな味に。ニンニク味が食欲をそそり、やたらと箸が進む(実際にはフォークだが)。

そろそろお腹がいっぱいになりそうと思っても、パセリの苦みとさわやかな酢の酸味で口の中がリフレッシュされ、いくらでも食べられそうな「無限のループ」に突入する。

グリルした鶏肉や豚肉にも合う。肉だけでなく、つけ合わせのジャガイモにかけてもうまい。ペルーではホタテにチミチュリをかけて焼いたものを食べたこともあった。ホタテの淡泊な味にニンニクとオイルのこってり味とハーブのさわやかな味が加わってとてもおいしく、シーフードにも合うのだなと思った。

グリルしたチキンにもチミチュリ

このようにチミチュリは「肉がいくらでも食える魔法のソース」であり、肉・野菜・魚介なんにでも合う「万能ソース」なのである。中米でも南米でもレストランで普通に見かけるし、スーパーでも瓶入りのものや、オイルと酢に加えるだけで簡単にできる「チミチュリの素」のような乾燥ハーブミックスも売られている。米国でも10年くらい前からはやっていると聞いた。

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