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食の達人コラム

和食に合うオレンジワイン 自然派の素朴な味に魅力 エンジョイ・ワイン(2)

2018/8/10

オレンジワインは和の食材との相性もいい。(コンラッド東京の日本料理「風花」)

「オレンジワイン」がブームだ。原料はれっきとしたブドウだが、透明感のあるオレンジ色をしていることからこう呼ばれる。ワインの楽しみ方が多様化する中、その不思議な色合いと、白、赤、ロゼとも違う個性的な味わいが、ワイン愛好家の好奇心をくすぐっている。

築地場外市場の一画にあるワインショップ「酒美土場」(東京・中央)のセラーには、常時、30種類前後のオレンジワインが並ぶ。オレンジワインを置く店は増えているが、これほど多くの種類をそろえている店は珍しい。ネットや口コミで知り、「オレンジワイン目当てに来店する人も多い」(オーナーの岩井穂純さん)という。

様々な種類のオレンジワインがある(ワインショップ「酒美土場」)

オレンジワインが日本ではやり始めたのは数年前。最初はマニアなワイン愛好家の間で評判となったが、最近は、オンラインショップでも取り扱う店が増えるなど、カジュアルな愛好家の間にも浸透し始めている。

「かじたいずみチーズ教室」(東京・渋谷)では、昨年から月1回、オレンジワイン講座を開催。毎回、女性の受講者を中心にほぼ満席になるほどの人気だ。同講座では、オレンジワインの基礎知識や世界各地のオレンジワインを、試飲しながら学ぶことができる。

オレンジワインの原料は白ワイン用の白ブドウ。白ワインは通常、絞った果汁だけを発酵させて造るが、オレンジワインは果皮や種ごと時間をかけて発酵させる。すると果皮の色素が果汁に移り、ワインが透明なオレンジ色になる。

移るのは色だけではない。果皮や種には渋味の元となるタンニンやポリフェノール類など様々な成分が含まれている。それらも一緒にワインに溶け込むため、白ワインより味わいに渋味や厚み、複雑さが出て、味わいのバリエーションも広がる。

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