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通信遅いと1GBギフト LINEモバイル、最速目指す 佐野正弘のモバイル最前線

2018/7/17

BIGLOBEモバイルもKDDIに買収された後、NTTドコモの回線に加え、親会社となったKDDI(au)の回線を用いたサービスを提供開始している。加えてオプションサービスという位置付けではあるものの、LINEのデータフリーに相当する、「YouTube」や「radiko.jp」などのサービス利用時にデータ通信量をカウントしない「エンタメフリー・オプション」も提供しており、LINEモバイルとの共通点が多いのだ。

そしてもう一つ、両サービスは、今持っているスマホのSIMカードを差し替えて使いたいユーザー向けにSIM単体の販売を重視する方針を打ち出している。BIGLOBEモバイルはKDDI傘下となった後、「SIM替え」とうたいSIM単体での販売強化を打ち出している。LINEモバイルも、「SIMだけを差し替えて利用する人が増えており、その数はサービス開始から2倍に増えている」(嘉戸社長)と話す。

ビッグローブの「BIGLOBEモバイル」はKDDI傘下となった後、「SIM替え」とうたいSIM単体の販売に力を入れる方針を打ち出している

では両者のサービスを比較した場合、LINEモバイルの優位性はどこにあるかというと、やはりLINEとの連携であろう。LINEモバイルは全ての料金プランでLINEがデータフリーの対象になるのはもちろん、MVNOで唯一LINEの年齢認証に対応しているため、18歳以上であればLINEのID検索が利用可能になる。ほかにもLINEスタンプや、LINEのポイントとの連携などLINEと連携した施策がいくつか用意されている。また狙い通りに進めば、「格安スマホ最速チャレンジ」もLINEモバイル独自の優位性になってくるかもしれない。

一方BIGLOBEモバイルの優位性は、1つは20GB以上の大容量プランが用意されていること。そしてもう1つはNTTドコモ回線に限られるが、インターネット接続サービスの「BIGLOBE接続サービス」利用時は月額200円、固定ブロードバンドの「ビッグローブ光」利用時は月額300円の値引きが受けられること。こうした点は、ビッグローブがインターネット接続サービス大手であるが故の優位性といえるだろう。

LINEモバイルと、ライバルになるBIGLOBEモバイルの比較
佐野正弘
福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

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