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グルメ・トラベル

土と遊ぶ、器を探す 茨城・笠間へ大人の陶芸遠足 水津陽子のちょっとディープ旅

2018/7/13

ギャラリーロードには笠間焼以外にも、全国のガラス工芸作家の作品を集めたセレクトショップ「グラスギャラリー SUMITO」や、レストランやカフェなど飲食店も多く、散歩・休憩の場所に事欠きません。

「cafe WASUGAZEN笠間店」は、映画の予告編を制作する会社がプロデュースしたお店。店内では最新映画の予告編が上映されています。スイーツも人気ですが、地元食材を使ったランチやディナーメニューが充実、値段もリーズナブルです。天気のよい日は庭に面したテラス席もおすすめ。かわいいお稲荷様がある公園の隣です。

(左)cafe WASUGAZEN笠間店は地元食材のメニューが充実。(右)隣にはかわいいお稲荷様の公園がある

行列ができる「佐白山のとうふ屋」では人気の豆腐スイーツもお見逃しなく、ゆっくり滞在して散策や陶芸体験をしたい方には「ホテル イオ アルフェラッツ」があります。

ギャラリーロードから陶の小径を抜けた先には、伊東豊雄氏設計の「笠間の家」があり、現在ギャラリー・カフェとして活用されています。近くには広大な陶芸の里を一望できる高台もありますので、ぜひ上って眺めてみてください。

■幽玄な祭りやイベント、神社も必見

やきもの以外にも、笠間は日本三大稲荷の一つに数えられる「笠間稲荷神社」、良縁結びの神様として知られる「常陸国出雲大社」、親鸞聖人が20年を過ごし、浄土真宗発祥の地とされる「稲田禅房 西念寺(稲田御坊)」など必見のスポットが点在します。

日本三大稲荷の一つ、笠間稲荷神社。本殿は国登録重要文化財の総ケヤキの権現造り。秋の「菊まつり」も有名

笠間稲荷神社では、春は樹齢400年の八重藤、秋は百余年の歴史をもつ菊まつりも有名ですが、江戸時代の名工によって美麗な飾り彫りがされた本殿は国登録重要文化財の総ケヤキの権現造り。本殿後部の7枚の「蘭亭曲水の図」は必見です。参道には仲見世、通りをはさんだ反対にはお神酒「松緑」をつくっている「笹目宗兵衛商店」があり、酒蔵見学や甘酒ソフトクリームなども楽しめます。稲田御坊はかやぶきの山門がみごとで、境内に茂る樹齢800年の巨木は比叡の峰をほうふつとさせるといわれます。

笠間は四季を通じて祭りやイベントも多いのですが、8月には地元陶芸家や窯元などが制作した約1千本の陶の筒明かりが通りを彩る「十六夜まつり」、ねぶたやおみこしが町を練り歩く「笠間のまつり」など、幻想的な祭りでにぎわいます。

十六夜まつりは、笠間芸術の森公園の近くにある陶の小径(とうのこみち)の歩道に、約1000本の陶の筒明かりが並べられ、幻想的 (2018年は8月13・14日、午後6時から9時) (写真:笠間観光協会)

笠間へのアクセスはJR上野駅から友部駅まで特急列車で1時間10分、友部駅から笠間駅までは普通列車で10分ほど。片道1600円の高速バス「関東やきものライナー」なら、秋葉原からやきもの通りまで約1時間40分。友部駅または笠間駅周辺の主要観光地へは、1回乗車100円、一日乗車券200円の「かさま観光周遊バス」が便利。笠間駅前観光案内所ではレンタサイクルも提供しています。

水津陽子
合同会社フォーティR&C代表。経営コンサルタント。地域資源を生かした観光や地域ブランドづくり、地域活性化・まちづくりに関する講演、コンサルティング、調査研究などを行う。

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