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本場の味でW杯観戦したい 東京丸の内のロシア料理店

2018/6/20

東京・丸ビルに2018年3月にオープンしたロシア料理店「ゴドノフ東京 丸ビル店」の名物料理「ゴドノフ特製! 牛タンのボルシチ」(1400円)

サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が開幕した。サムライブルーは昨日、初戦を戦った。W杯の時期にはにわかファンも、お酒片手に日本代表や強豪国の試合の話で持ちきりになるものだが、せっかくなら開催地のロシア料理を食べながらサッカー談義をしたいもの。そこで気になるのが、今年3月東京・丸の内ビルディング(丸ビル)にオープンしたロシア料理レストラン「ゴドノフ東京 丸ビル店」だ。

日本のロシア料理店といえば、以前紹介した東京・銀座の「ロゴスキー」(「日本人の舌が育てた味 東京の老舗ロシア料理店」参照)をはじめ、戦後間もなく日本人が開いた老舗料理店がよく知られているが、「ゴドノフ東京 丸ビル店」はモスクワの人気店の日本初上陸店。本店はモスクワ中心部「赤の広場」に隣り合わせた立地に店を構える。

17世紀の修道院の食堂であった場所を利用したレストランで、料理はロシア皇帝にも供されたようなものを含め、300年以上前から貴族や裕福な商人の食卓にのぼってきた伝統的な料理がベース。ただし、それだけでなく積極的に新しい食材を取り入れ、「古典」に止まらない味を提供している。

この味にほれ込んだのが、「ゴドノフ東京」を運営するワールドリカーインポーターズ社長の今里尚史さん。本店を訪れた際に伝統と新しさが合わさったロシア料理に開眼、日本での展開を決めたという。

看板料理は日本でもよく知られた真っ赤な野菜ビーツを使ったスープ、ボルシチだ。旧ソ連ウクライナの料理で素朴な味わいのスープというイメージがあったが、同店のものはオリジナルレシピで、ビーツの量が多いのか驚くほどフルーティー。

現地に研修に行った同店シェフの角田健次さんは「肉をたくさん使っているのに、なんでこの味なんだ!と思いました」と目を丸くする。特徴はそれだけではない。スープには、細切りにした野菜と共になんと牛タンの塊が入っているのだ。

牛タンを使うのは、煮崩れることなくうま味がよく出るため。通常は牛バラ肉などを使用するボルシチの味わいががらりと変わり、フルーティーな味わいと肉々しさが同居する。スープなのに、お酒のお供になりそうな一品だ。

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