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「常に現状打破」川内選手32歳でプロに(有森裕子)

日経Gooday

2018/6/24

日経Gooday(グッデイ)

 皆さんこんにちは。梅雨のシーズンで、屋外で走る練習ができない日が続いている人も多いと思います。この時期は、日々の生活の中での階段の上り下り、腹筋・背筋やスクワットといった補強トレーニングにしっかり取り組んでいきましょう。

■東京五輪のマラソンコース 最後の上り坂でドラマも?

 さて先日、待ちに待った2020年東京オリンピックのマラソンコースが発表されました(コースマップは大会組織委員会のホームページに掲載)。新国立競技場をスタートした後、日本橋などを通過して東京スカイツリーを望む浅草・雷門の前を折り返し、銀座や新橋を通って南下します。東京タワーのそばにある増上寺の付近で折り返したら、今度は皇居外苑に向かい、二重橋前で再び折り返して新国立競技場へと戻ります。東京マラソンのコースをベースに、新国立競技場をスタートとフィニッシュ地点に据えた、東京の観光名所を世界に発信できるコースになりました。

 スタートからしばらくは、なだらかな下りが続く、選手にとっては走りやすいコースです。全体的にアップダウンが少ない平坦な道が続くため、高速レースが期待できるはずですが、当日の天気はもちろん、真夏の8月の開催なので、スタート時間も選手のコンディションに大きく影響するでしょう。

 また、終盤の37キロからは高低差約33メートルの上り坂ですから、駆け引きなどによりドラマチックな展開が見られるかもしれません。選手は大変でしょうが、観戦する側にとっては都内の景色を含め、見どころのあるコースといえるでしょう。

■誰もが驚いた川内優輝選手のプロ転向

 コースが発表されたことで、“いよいよ”という高揚感からモチベーションが上がった選手もいると思います。特に男子マラソンでは、2018年2月の東京マラソンで2時間6分11秒のマラソン男子日本記録を出した設楽悠太選手(Honda)を筆頭に、井上大仁選手(MHPS)、大迫傑選手(Nike ORPJT)ら有力選手がひしめき合い、賞金制度の影響も受けて全体のレベルが少しずつ底上げされています。

 そんな誰が代表になってもおかしくない中で、先日世間を驚かせたのが、公務員ランナーの川内優輝選手(埼玉県庁)のプロ転向宣言でした。

 川内選手は、2018年4月のボストンマラソンで、2017年夏のロンドン世界選手権で金メダルに輝いたジョフリー・キルイ選手(ケニア)といった世界の強豪を撃破し、日本人男子として瀬古利彦さん以来31年ぶりとなる優勝を果たしました。

 その快挙だけでも十分インパクトのある出来事だったのですが、帰国後の記者会見で同選手は、「来年の4月から公務員をやめて、プロランナーに転向する」と、突然、プロへの転向を発表しました。公務員ランナーとして走り続けることにこだわりを持っていた彼だからこそ、誰もが驚いたニュースだったと思います。

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