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肩のせスピーカーに新顔続々 迫力のサウンド耳元で

2018/6/9 日本経済新聞 夕刊

肩にのせて使うものなので、装着感の良し悪しや重さも重要だ

弧を描いたようなU字形をしていて、肩にのせて使うウエアラブル・スピーカーが話題だ。ソニーを皮切りに、BOSE(ボーズ)、JBLと大手オーディオ機器メーカーから発売が相次いでいる。耳元で鳴らすため、手軽に迫力のあるサウンドを楽しめるのが特徴だが、用途はそれだけではないようだ。選び方のポイントをまとめた。

◇   ◇   ◇

ウエアラブルスピーカー(肩のせスピーカー)は、U字形の本体の両端にスピーカーが内蔵されていて、肩にかけるとちょうど耳にそのスピーカーの音が届く形状になっている。2017年秋にまず登場したのはソニーの「SRS-WS1」で、テレビ番組で紹介されるとたちまち売り切れるほどの人気製品に。現在は生産が追いつかず、出荷を一時停止している。

スマートフォン向けのボーズ「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」。曲げやすく軽いため装着感が良い
JBL「SOUNDGEAR BTA」はテレビでもスマートフォンでも使えるところが魅力

今春には、ボーズから「SOUNDWEAR COMPANION SPEAKER」(以下サウンドウェア)、JBLから「SOUNDGEAR」(以下サウンドギア)シリーズ2製品が相次いで発売されている。音質はいずれも甲乙つけがたい。

■大音量出さず、深夜でもOK

耳元で音を鳴らすことで、大音量を出すことなく迫力あるサウンドを楽しめる

肩のせスピーカーのメリットは、まず近所迷惑になるような大音量を出すことなく迫力あるサウンドを手軽に楽しめること。たとえばテレビに接続して使う場合なら、深夜に映画を楽しみたいときなどに向いている。

また接続した機器から離れても音声を聴けるので、テレビでドラマやスポーツ中継を画面に映しながら掃除や炊事など家事をするといった、ながら作業に向く。ヘッドホンのように耳をふさがないので耳がむれず、聴き疲れしにくいのもメリットだ。

選択のポイントは、まず用途だ。スマートフォンやタブレット端末などと接続して、音楽を聴きたいのなら、Bluetooth機能内蔵の製品がいい。サウンドウェアはそうした音楽鑑賞向けの製品だ。テレビに接続するにはBluetoothトランスミッターを別途用意してテレビに取り付ける必要があるため、あまり向いていない。

特徴は装着感の良さだ。内部には骨格のようなパーツが入っていて大きく曲げることができ、自分の体にぴったりと合わせて装着できる。重さも266グラムと軽く体への負担が小さい。汚れを防ぐカバーが付属し、色の違う別売カバーと交換して着せ替えを楽しむこともできる。バッテリーでの連続使用時間は12時間と長い。店頭実勢価格は3万4560円前後。

■TVやスマホ、用途に応じて

テレビ向けのソニー「SRS-WS1」。有線接続でスマートフォンやオーディオ機器の音も楽しめる

テレビ音声を耳元で楽しむなら、テレビと接続できる機能を持った製品がいい。テレビでもスマートフォンでも使いたいという人には、サウンドギアが向いている。このシリーズは2製品あるが、上位モデルの「サウンドギアBTA」は、サウンドギア本体とテレビ用Bluetoothトランスミッターをセットにしたもの。テレビにトランスミッターをつけて、そこからワイヤレスでサウンドギアに音声を飛ばす。

本体のみではサウンドウェアのようにスマートフォンの音楽が楽しめる。バッテリーでの連続使用時間は6時間でやや短め。本体の重さは370グラムとやや重い。店頭実勢価格は2万6800円前後でサウンドウェアより安い。

SRS-WS1はテレビ側に専用のワイヤレスユニットを取り付け、本体まで無線で音を飛ばす仕組みだ。低音に合わせて本体が振動するバイブレーション機能を持ち、映画をより一層楽しめる。出荷停止になる前の店頭実勢価格は2万6800円前後だった。

(日経トレンディネットライター 湯浅 英夫)

[日本経済新聞夕刊2018年5月26日付]

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