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ヒットを狙え

泡の力で殺菌・口臭予防 舌に乗っける斬新歯みがき

日経クロストレンド

2018/6/6

泡を舌にじか載せする
日経クロストレンド

 花王が、舌に泡をじか乗せする「薬用ピュオーラ 泡で出てくるハミガキ」で新機軸を打ち出した。歯を磨いている最中、口臭の原因の一つである舌の上の菌を、きめ細かい泡で殺菌するのが特徴だ。

花王「薬用ピュオーラ 泡で出てくるハミガキ」
花王「薬用ピュオーラ 泡で出てくるハミガキ」 
●実勢価格/1480円(税込み) 
●内容量/190ml(約190回分) 
●使用方法/(1)舌の上に泡を載せる(2)クチュクチュと口内全体に行き渡らせる(3)歯ブラシで歯を磨く。その後、水ですすぐ

 容器の中央部を押すと泡が出る仕組み。泡を直接舌に載せ、口内全体に行き渡らせてから歯を磨く。ペースト状の歯磨き粉は不要。ノズルの先端は舌に触れず、家族で兼用しても問題なさそうだ。

同商品を使用した場合(左)と、ペースト状のハミガキ(右)を利用した場合の口内のイメージ。舌に直接載せるため、泡が舌全体に行き渡るのが分かる

 同商品は、新洗浄成分のイソデシルガラクトシド液(ID-GAL)を配合。スカトールなど口臭のもととなる舌の菌汚れを、洗浄しやすくする効果が期待できるという。また、容器や液体の泡を出す機構には、「ビオレu 泡ハンドソープ」などを扱う花王の知見が生かされ、きめ細かい泡を実現。「泡の粒径が細かいほど、汚れの吸着作用が高まる」(花王)

泡を手のひらの上に出してみると、こんもりと盛り上がった状態が持続。泡はきめ細かく、洗顔泡のような印象

 泡を手に出してみると、弾力があるためこんもり立った状態が続き、液が垂れることはなかった。実際に使ってみたところ、磨いている最中に液が口からあふれる心配は少なく、使い勝手は良好だった。

 「近年口臭や歯周病を気にする人は増えている」(花王)。こうした悩みを抱えた、ピュオーラのメインユーザーでもある40代女性がターゲット。歯ブラシに歯磨き粉を付けて磨くという当たり前の習慣に、新たな選択肢をもたらす野心的な商品だ。

ヒット予報
人気芸能人を起用したCMを仕掛け、マスへのプロモーションを狙う。口臭予防というコンセプト自体には真新しさがないだけに、泡という新規性が、どれだけ消費者に受け入れられるかがポイントになりそうだ

(日経トレンディ編集)

[日経トレンディ2018年6月号の記事を再構成]

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