「できる男」は知っている カジュアルのドレスコードプレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

■カジュアルにもTPOやドレスコードがある

「カジュアル」の意味を間違えがちな人は、カジュアルは「きちんとしなくていい」あるいは「なんでも着ていい」と誤解しています。その結果、「TPOに応じて、振る舞いを選択する」ということが頭から抜け落ちてしまっていることが多いようです。

もちろんカジュアルでは、装う人の心地よさやリラックス感は大切です。ビジネスシーンにカジュアルが取り入れられた理由には、季節に合わせた服装とすることで生産性を高めることであり、過剰な冷暖房でエネルギーを浪費しないという目的もあったからです。

また、カジュアルな服装を選ぶことによって、親しみを表現して相手との距離感を縮めたり、相手とリラックスした感覚を共有したりしようとする意味合いもあります。

そうした意味では、あまり四角四面になってもいけないと私も思います。

しかし、だらしなく着崩したり、どう見ても遊びに行く格好になったり、というのでは周囲への尊重の気持ちや配慮、仕事に対しての姿勢が問われます。これらが欠けては、「大人の判断」とはいえないでしょう。

涼しい素材でシャツを楽しみたい(拡大した素材は左から「サッカー」「薄いカットソー」「鹿の子」「リネン」)

カジュアルといっても、自宅で過ごすプライベートな場面と、仕事に出向くようなオフィシャルな場面では着るものはおのずと異なります。ゴルフウエアをはじめとしたスポーツカジュアル、ハーフパンツのリネンスーツなどのリゾートカジュアルは、普段スーツを着ているようなビジネスシーンに合うスタイルではありません。

ビジネスをはじめ、「公共」の場面では、カジュアルといえども最低限の気づかいとセンスが求められます。その意味では、スーツをきちんと着るよりも実は難しいかもしれません。

SUITS OF THE YEAR 2019
男と女 ときめくギフト
Watch Special 2019
SUITS OF THE YEAR 2019
男と女 ときめくギフト
Watch Special 2019