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食の豆知識

「家カレー」の変 ついにレトルトがルーを抜き主流に

2018/4/25

目新しいレトルトカレーもスーパーで目にする

今やレトルトカレーの市場は膨らむばかりだ。自分で買い物に行く人は、スーパーや食材店で種類の多さに驚いたことはないだろうか。昔はいかにも日本的などろっとしたカレーしかなかったが、今や世界中のカレーがレトルトで食べられる。大手メーカーは次々と新製品を繰り出し、コンビニエンスストアやスーパーのプライベートブランド(PB)商品も増加の一途だ。街の有名店とコラボしたレトルトカレーは数えきれないほどあるし、牛肉やカキ、ナス、抹茶など地方の名産を取り入れた商品も爆発的に増えた。青や白、緑色をした変わり種、1人でも数種類のカレーを楽しめる少量パックのほか、温めずにそのまま食べられる商品まである。今後もあっと驚くレトルトカレーが生まれてくるのだろう。

また、ここ数年よく見かける陳列方法がレトルトカレーの魅力を増している。普通にパッケージの前面を見せるのではなく、図書館の本のように背表紙を見せる感じで並べるのだ。ごちゃごちゃした印象の食品売り場で、そこだけがシュッとスタイリッシュに感じられ、ついあれもこれもと手にとってしまう。店側としても同じスペースにより多くの商品が並べられる利点があり、うまい方法だと思う。

本格インドカレーもレトルトで簡単に

レトルトカレーにはレトルトカレーの良さがあると分かっていても、晩ごはんがレトルトでは寂しいと思う人も多い。読者の中には「料理と食べることが大好き」というタイプが多いと思われ、手作りしたい、手作りのものを食べたいという欲求も強いことだろう。

ところで、カレーにおける「手作り」とは何だろう。いったいどこまでが手抜きで、どこからが手作りと名乗っていいのだろう。

まず、誰もが「それは手作りと言っていい」と許してくれるのは、自分でスパイスなどを組み合わせるやり方である。調理の最初に使用するスターターとして、素材の形そのままのホールのクミンやマスタードシードをテンパリング(熱して香りを油に移すこと)する。同じくスパイスのヒングやタマリンドで風味をつける、カスリメティをトッピングするなどしていれば、誰からもそしられることはない。

次に市販のスパイスミックスを使う場合。こちらも一部のカレーマニアなどを除けば、堂々と「手作りカレー」を名乗ることができる。私も友人がインドへ出張に行くたびに「例の粉、買ってきて」と、いつものメーカーのマサラを頼む。ヘタに自分で組み合わせるより、よっぽどバランスの良いカレーができたりする。もちろん日本の誇る、赤い缶のカレー粉も大好きだ。

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