「カジュアル中心だったころも、わざと穴を空けたダメージデザインのTシャツやジーパンはあまり好きではありませんでした。Tシャツ、短パンという組み合わせでも色はピンクと白など、それなりに考えました。やっぱり良い印象を持ってほしい、そう思っていたからだと思います」

「汚らしい格好は昔から嫌でした」と語るファミリーマートの沢田社長

「スーツは主にスキャバル(ベルギーの紳士服地ブランド)でオーダーしています。あとはポール・スミスの既製品も着ています。スキャバルは昔ご縁があったことから、担当者に来てもらって仕立ててもらっています。僕のサイズも好みもすべて先方が把握してくれているので、僕は生地を選ぶだけでOK。ポール・スミスは僕の体形にジャストフィットしており、袖丈や股下を直す必要がなく、そのまま着られますから、楽ですね」

■特段、好みの色はない。あくまでノリ

――スーツの裏地もしゃれていますね。見えない部分のおしゃれですか。

「この明るいパープル(紫)? 僕がリクエストしたのではありませんよ。スーツの表地をよく見ると、細いパープルのストライプが入っているでしょう。仕立て担当者が僕のノリを考え、選んでくれたのだと思います。特段、好みの色があるわけではありません。あくまでノリで。この裏地も実は結構気に入ってます」

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