リーダーが語る 仕事の装い

ファッションは自分を幸せにするためのもの ファミリーマート社長 沢田貴司氏(下)

2018/1/8

 異色の経歴の持ち主であるファミリーマートの沢田貴司社長は、自らの「装い」という面でも、仕事の変化とともにカジュアルから脱カジュアルへと変遷を経てきた。前回掲載「ちゃんとした格好じゃないと、自分がツライ」に続き、沢田流ファッション観を聞いた。




 ――コーディネートを奥さんに相談することはありますか。

 「妻は自分でほとんど服を買おうとしないタイプです。だから、僕が彼女を店に連れ出し、半ば強引にショッピングに行くことが多いですね。店員さんを呼んでアドバイスを聞きながら、フィッティングルームにあれこれ服を持ち込んで、試着させて。そこまでしないと、彼女はなかなか買おうとしないのです」

 「スーツのときはアドバイスを求めることはまずありません。でもそうでないときは結構、相談しています。ジャケットとパンツのバランスがどうしても気になり、『ちょっと俺、大丈夫かな』といった雰囲気で。たまにしか着ない服を引っ張り出して、着てみたときなど、『パパ、それちょっと違うんじゃない』と聞く前からチェックされてしまう厳しい面もありますね」

■自分を追い詰め、きちんと約束を果たすことが好き

 ――毎朝のトレーニングは筋肉質な体形維持のためですか。

「自らに課したことを、きちんと実行していない自分を見るのが嫌」と語るファミリーマートの沢田社長

 「毎朝午前5時に起きて、自転車型トレーニングマシンをまず45分、23~24キロメートルほどこぎます。その後、腕立て伏せと腹筋を100回ずつやっています。体形の維持というより、むしろ自分の主義というかスタイルといった方がいいかもしれません」

 「僕は自らに課したことを、きちんと実行していない自分を見るのが嫌なのです。社員にも約束しておきながら、果たさずにいるのはダサイと思うし、第一、失礼でしょう。周囲に公言することで、自分を追い詰め、きちんと約束を果たすのが実は好きなんです」

 「僕はポケットに財布や手帳などを入れるのが大嫌い。タイトに仕立ててもらったスーツが多く、シルエットが崩れますし第一、ポケットに何か入っていると、動きにくく加盟店を訪問する際にも邪魔になります」

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