WOMAN SMART

グルメ・トラベル

外国人女性記者を魅了 日本のウイスキーの海外評価 インバウンドサイト発 日本発見旅

2017/11/17

サントリー山崎蒸溜所の有料ガイドツアーで見学できる貯蔵庫。オーク材のたるに詰められた原酒がここで年月をかけて熟成され、美しい琥珀色に変わっていくのです。(写真:japan-guide.com)

近年、日本のウイスキーの評価が世界的にたいへん高まっていることをご存じでしょうか。日本を訪れる多くの外国人観光客が、お土産にジャパニーズウイスキーをこぞって買い求めています。サントリー山崎蒸溜所やニッカウヰスキーの余市蒸溜所に行けば、見学コースにはやはり多くの外国人の姿があります。

歴史的にウイスキーといえば、スコッチやバーボンなど欧米が本場。日本製も頑張ってはいたものの、高級品といえばやはりスコッチというのがかつての定説だったので、海外での人気ぶりを最初に夫のシャウエッカーから聞いたときはなかなか信じられませんでした。

昨年、夫の母国であるスイスに帰省したときのこと。シャウエッカーの幼なじみで、何ごとにもこだわりをもつ本物志向の友人から「サントリーの『山崎18年』をネットで購入しようと考えているが日本での価格はいくらぐらいなのか」と聞かれ、「この人が価値を認めているウイスキーなんだ」と、日本のウイスキーへの世界的評価を初めて実感したのです。

現在では、あまりの人気ぶりに品薄になっている銘柄もあり、ネットでも入手困難なものがあるとか。さらに、日本ではどちらかといえば女性より男性にウイスキーのファンが多い印象がありますが、海外では女性ファンも少なくありません。実はジャパンガイドのスタッフにも、そんな女性がいました。

サントリー山崎蒸溜所がある山崎は良質な水に恵まれ、迫る山地と3つの川が合流する独特の地形から霧が発生しやすい。この湿潤な環境がウイスキー作りに最適なのです。私たちが訪れたときも霧が……。(写真:japan-guide.com)
蒸溜所内貯蔵庫のたるの前で。見学ツアーへの参加が急増している外国人向けには英語、中国語、フランス語の音声ガイドもあります。(写真:サントリースピリッツ(株))
(左)見学ツアー最後のお楽しみはテイスティング。2種類の原酒と「山崎」が用意され、氷と炭酸水、おつまみも添えられています。おいしいハイボールの作り方も実践。(右)併設する山崎ウイスキー館の有料試飲コーナーでは珍しい限定ウイスキーも味わえます。記者のレイナが絶賛した「ミズナラ樽原酒 響17年」はたいへん希少な原酒だそう。(写真:japan-guide.com)

■記者のレイナはウイスキーマニアだった

ある日、立山黒部アルペンルートの取材から帰ってきたシャウエッカーが「レイナはウイスキーにすごく詳しい!」と感心したように話し始めました。レイナはシンガポール出身の、ジャパンガイドの記者。サイトの記事では「ちょっと贅沢JAPAN」というシリーズを担当するスタイリッシュな女性です。立山・室堂のホテルで夕食後に行ったバーで、バーテンダーさんとウイスキーについての話がはずみ、シャウエッカーが驚くほどの知識だったというのです。

レイナはシンガポールでも日本でもウイスキーバーにときどき行くとのこと。特に、友達が日本に来ると都内のバーに行く機会が増えます。レイナの女友達はみんなウイスキーが好きなのです。「私が行った海外のウイスキーバーには女性だけのグループが必ずいたのに、日本では女性客はあまり見ません。たいてい男性か、女性がいてもカップル」

レイナおすすめのバーの一つは、東京・表参道にある「ニッカブレンダーズ・バー」。ここでたまたま飲んで「なにこれーっ!」と衝撃を受けたのがシングルカフェグレーン12年。彼女が飲んだベストニッカとのことですが、ネットで調べても入手が難しいらしく、「見つけたら絶対買う」そうです。また、東京・西新宿の「ゾートロープ」も大好きなバーだとか。カウンター8席、テーブル10席と小さめのお店ですが、ウイスキーの種類が豊富で店内もいい雰囲気だそうです。

レイナはどうやってこんなにウイスキーに詳しくなったのでしょうか。彼女いわく、「詳しくはない、ふつうだと思います。でも好きな香りなどこだわりはあります。個人的にはちょっとスモーキーなのが好み。最近好きなのはアイラ島の『カリラ(Caol Ila) 』で12年と18年がおいしい。あと『ラフロイグ(Laphroaig)』。いろいろなウイスキーがあるけど、中でもブローディアが好きです」。アイラ島はスコットランドの南西にある「ウイスキーの聖地」と称される島。カリラもラフロイグもアイラ島のシングルモルト蒸留所の名称です。

それらのウイスキーの味を知ったのは、ロンドン・ヒースロー空港の免税店だったそう。シンガポールのチャンギ国際空港にも広い免税店があるので、早めに空港に行って無料でテイスティングし、後日ネットで購入することもあるそうです。

WOMAN SMART 新着記事

WOMAN SMART 注目トピックス
日経doors
吉種怜 遠回りキャリアこその太い軸、迷ったらGO
日経DUAL
帰宅時や店内で…7つのイヤイヤ悩み 現実解は?
日経ARIA
「黒字企業で評価A」のあなたも早期退職の対象にな
日経doors
ハヤカワ五味が実感する読書 「筋トレと似ている」
ALL CHANNEL