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トランプ大統領、着こなしもルール無視の「俺様流」

2017/11/4

 中野さんは「ドレスコードは英国発祥。だから『私は米国の大統領であって、英国が決めたルールに従う必要はない』という、確信的なものだったのだろう」と解説する。

 ほかにも、アイゼンハワーは当時、正装に欠かせなかったシルクハットをかぶらずに、レーガンはディレクターズスーツで就任式に臨んだという。大統領の装いにはさまざまな意味が込められているようだ。

■カフスにこだわり?

 松屋銀座の宮崎俊一・特別専門職シニアバイヤーも「点数をつけるとすると100点満点で40点」とトランプ氏に手厳しい。しかし、「体形や髪形に不思議と似合っている。中途半端におしゃれにすればかえっておかしくなる」とも付け加える。

 「スーツは8000ドル(約94万円)前後の非常にいいもの」とみる。ただ、「おそらく既製服かパターンオーダー。さっと店舗に行ってさっと買ってきた、という印象を受ける」という。

 宮崎氏が注目するのはシャツの袖口だ。折り返してカフリンクス(カフスボタン)で留める「ダブルカフス」をトランプ氏は好むという。「カフリンクスは非常に上等なもので、おそらくスーツよりもかなり高価。演説で手を振り上げたときなど、キラリと光りトランプ氏をより強く印象付けている」という。

 一方、高級スーツ店「銀座英国屋」を運営する英国屋(東京・中央)の小谷邦夫副社長は「体格の大きい人はどうしても大きめのスーツになる」とトランプ氏を擁護する。「政治家や実業家は自分を立派にみせようとする意識がはたらく」と話す。

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