How to

トランプ大統領、着こなしもルール無視の「俺様流」

2017/11/4

2017年2月、米ワシントンで初の首脳会談後、記者会に臨んだ安倍首相とトランプ大統領=首相官邸ホームページから

■ネクタイにメッセージ込める?

 トランプ氏のトレードマークといえば鮮やかな赤のネクタイ。しかし色彩心理の専門家である佑貴つばさ氏は「相手や場所に応じてネクタイを変えている」と指摘する。就任式のように国民に力強く語りかけたい時は「情熱、エネルギー、リーダーシップ」を表現する無地の赤、主要国首脳会議(サミット)などでは「冷静、知性、信頼」を訴える無地の青を選ぶことが多いという。赤も青も星条旗を連想させる効果がある。

 トップ同士の会談ではさらに戦略的になる。佑貴氏がその代表例とするのが独メルケル首相との初会談だ。トランプ氏は「紺に細い白のレジメンタル」という地味なネクタイを着用していた。「紺は厳格さとともに抑制の印象を与える」と佑貴氏。北大西洋条約機構(NATO)の負担金や難民対策でメルケル氏とは意見の違いが目立っていた時期だ。「私はあなたと会って今、ハッピーな気分というわけではありませんよ」と暗黙裏に示したわけだ。実際トランプ大統領はメディアが求めた握手シーンの撮影を無視した。

 半面、2月の安倍晋三首相との会談では赤地に白いドットのネクタイだった。「日の丸を連想させることで日本を象徴したのだろう」と佑貴氏はみる。一方の安倍首相はゴールドに近い無地の黄色。富や成功、権威を象徴するゴールドはトランプ大統領が好む色だというから、敬意を表したのかもしれない。

Latest