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専業主婦になって気付いた 「働きたい」という感情

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日経DUAL

子どもが生まれるまでは、仕事に目いっぱい没頭できた。産休・育休中は、育児に専念することができた。それが……いざ仕事復帰をすると、仕事と育児の両方が日々降り掛かってくる。時間は同じ、一日24時間。どちらも大事、どちらも最優先。そんなとき、皆さんは何を選び、何を諦めているのでしょうか。ワーママにリアルな体験、心の内を語ってもらいます。

K・Mさん 年齢:29歳 業種(職種):医療機関(正職員)→専業主婦→医療機関の受付助手、理事長秘書(正職員) 住まい:東京都三鷹市 子どもの年齢:3歳
●仕事と育児をしていくために、私が選んだもの、諦めたもの
選んだもの…仕事を通じて成長できる時間
諦めたもの…子どもと過ごす時間の長さ。成長のすべての段階を間近で見られる機会

  ◇  ◇  ◇  

ハッピーだった主婦生活、意外な感情が……

京都の学校を卒業して上京、不妊治療を扱うクリニックの事務職として働き始めました。その後、結婚して妊娠しました。子どもが授からなくて悩んでいる患者さんが多かったため、お腹が大きい状態で働くことに迷いがありました。また、仕事が大好きでずっと働き続けたい、という確固たる意志があったわけではなかったため、あっさり退職。専業主婦になりました。

専業主婦としての生活は当初、とても楽しかったです。人って、こんなにストレスなく生きられるんだ、と思いました。思い返せば、仕事はシフト制でしたが結構ハードでした。働きながら通院する方のために、早朝診療や夜の診療をしていたため、私も日によって朝5時に家を出たり、20時過ぎまで仕事をしたり…という生活。週6日働いていました。

そういう生活から解放され、妊娠そして出産後しばらくは、本当にハッピーな気持ちで過ごしていました。

しかし子どもが生まれて数カ月がたつと、だんだん物足りなさを感じるようになりました。子育ては楽しいですが、当時、夫は仕事が忙しく、夜も遅くなることが多かったので、朝から晩まで子どもと2人、誰とも話さず1日が終わる日もありました。暇すぎて親にテレビ電話を初めてかけたことも……。

友達が出産祝いなどを持って家に遊びに来てくれたときも、皆がキラキラと輝いているように見えました。そして、むくむくと「働きたい」という気持ちが湧き上がってきました。もともと、自分のことを仕事が好きなタイプではないと思っていたので、意外に感じました。

夫は当時、時間が不規則な仕事に就いていたのですが、家族の時間をもっと持ちたいと、転職を検討していました。ですので、私が家庭のために少しでも働いたほうがいいかな、共働きのほうが安心かな、という気持ちも出てきました。

週1日から仕事復帰。そして正社員に

そこで最初は週に1日、義母に息子を預けて、クリーニング屋でパートを始めました。8時半から19時まで。お客さんや同僚と話せるのが楽しく、子育ての息抜きになり、また本格的な仕事復帰のためのリハビリにもなりました。義母は毎週駆り出されていたので、迷惑だったかもしれませんが(笑)。翌年の4月には認証保育所に預けられることになり、週に4日ほど、クリーニング屋で働こうと思っていました。

ただ、毎日働くなら、正社員になったほうが都合いいなと感じ始めて、3月から就活を開始。子育てと両立できることを条件に、経験のある医療関係を中心に、仕事を探しました。4~5件面接などをした結果、いま勤めるクリニックから内定をもらい、5月から働き始めました。子どもが2歳のときです。

慣らし保育中は、子どもが泣くこともありましたが、その後は熱を出すこともほとんどなく、元気に保育園に通ってくれました。送りは夫が、迎えは私が担当していました。当初はクリニックの受付助手をしていましたが、忙しいときは帰宅が20時半ごろになることも。夕ご飯を保育園で出してもらったり、土曜に保育園に預けたりして乗り切っていました。

土曜も預かってくれる保育園ではあったのですが、申し込もうとすると先生から「ほかにお子さんがいなかったので、お休みにしようと思っていたのですが……」と言われてしまうことも。子どもが息子1人だと、かわいそうだなとも思いました。働きながら子育てすることの苦労を感じましたね。その後、社員が増えたタイミングで、職場に交渉して、クリニックの受付ではなく、バックヤードで理事長秘書や広報、庶務をする仕事に転換。クリニックが開いている時間に縛られないので、勤務時間的にはだいぶ働きやすくなったと感じています。

夫は転職、何でもやってくれるように

夫も子どもが生まれてから2回転職をし、いまは定時上がりの職場で仕事をしています。土日も休めるので、家族との時間が増えました。夫は私が専業主婦時代は、ほとんど家事をしない人だったのですが、いまは保育園のお迎え、夕飯準備、などなんでもできます。実は料理も上手でした。「できない」のではなく、やはり仕事がハードで休みも不規則だったので、やる時間がなかったり、やる余裕がなかったりしたのだと思います。よく話題になっているワンオペ育児の背景には、夫の意識だけでなく職場環境も大きく影響しているのだなと、感じています。

仕事を再開してよかったのは、自分の時間ができたこと。子どもが小さくて専業主婦だった時代は、1日子どもと一緒にいて、離れたことがありませんでした。いまは働いていても子育てができているし、子どもとの関係が悪くなったわけではないので、「子どもと離れる時間があってもいいんだ」と思えるようになりました。週末も友達に誘われて、市のフィットネスジムに行ったり、ご飯に行ったりして息抜きしています。たまに夫に「俺ばっかり家事育児をしている気がする」と言われてしまうこともありますが、「私もやっていたよ」と返しています(笑)。

いまは育児も仕事もどちらにも、がむしゃらな毎日を送っています。これから2人目の子どもも考えています。育児の状況に応じて、働き方は変わるかもしれませんが、仕事はできる限りずっとしていきたいと思います。

(日経DUAL 砂山絵理子)

[日経DUAL 2017年9月13日付記事を再構成]

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