ネットの遅さ解消 Wi-Fi中継器は安くても効果あり

日経PC21

自宅の部屋によってウェブが遅くなる状況は、中継器を使えば改善できる(PIXTA)
自宅の部屋によってウェブが遅くなる状況は、中継器を使えば改善できる(PIXTA)
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自宅のWi-Fi環境で、一部の部屋だけウェブページの表示が遅かったり、ユーチューブの動画が途切れたりすることはないだろうか。Wi-Fiの電波は親機から離れたり、ドアや壁で遮られたりすると急激に弱くなる。電波が弱いと通信速度が落ちるが、そんな状況を手軽に改善できるのがWi-Fi中継機だ。2000円台のモデルでもネット環境の改善を見込める。中継機の選び方や実際の製品、さらにネット環境改善に役立つアプリも紹介しよう。

中継機は、親機の電波を受信して同じ内容の電波を再送信する仕組みだ。ほとんどの中継機はWPSに対応しているので、中継機と親機に搭載されているボタンを押すだけで簡単に接続できる

2000円台の機器でも電波は改善

Wi-Fi中継機は親機の電波をキャッチして電波を再送信する。親機とパソコンやスマホなどの子機の間に設置すれば、電波が届く範囲を広げられる。中継機は小型化が進み、コンセントに挿し込むだけで設置できる機種が人気だ。電源ケーブルが不要なので邪魔にならないのがメリット。2000円台で手軽に購入できるのは11n対応モデルだが、電波の改善は十分に見込める。

もちろん、親機や子機が11ac対応なら高性能モデルを選ぶのもよい。

また、一戸建てで2階や3階の電波環境を改善したいなら、可動式のアンテナを備えた製品が向いている。

賢い製品選びの3カ条
1 設置しやすいのはコンセントじか挿し型
2 小型タイプならコンセントを占有しない
3 親機のWi-Fi規格に合った子機を選ぶ

ここでは「大きさ」「性能」「価格」という基準で選んだ3モデルを紹介する。

WN-G300EXP(11b/g/n対応)/インテリアになじむ小型デザイン:アンテナ内蔵で縦横4.2センチのコンパクトさが身上のコンセントじか挿しタイプ。3000円以下という安さも魅力だ。親機の電波強度をランプの色で知らせる。Wi-Fiの規格は2.4GHz 帯の11n 対応で最大300Mbps。

WN-G300EXP●アイ・オー・データ機器、実売価格 2800円前後(価格は2017年9月22日に家電量販店ウエブサイトで確認。以下同)

WEX-1166DHP(11a/b/g/n/ac対応)/可動式アンテナ搭載で戸建て向き:上部に2本の可動式アンテナを搭載し、最大866Mbpsの11acに対応した高性能モデル。広い範囲で電波を改善しやすいので一戸建て向き。コンセントじか挿しタイプとしてはサイズは大きめ。

WEX-1166DHP●バッファロー、実売価格6400円前後

TL-WA850RE (11b/g/n対応)/大きめだが手ごろな入門モデル:2000 円台前半の手ごろな入門モデル。本体サイズは高さが11センチと大きめ。とはいえ、コンセントの最上部に設置すればそれほど問題ないだろう。2.4GHz帯の11n対応で最大300Mbps。

TL-WA850RE●ティーピーリンクジャパン、実売価格2300円前後

電波の強さがわかる無料スマホアプリ

中継機を導入する場合、事前に電波の強さを確認しておきたい。電波の強さは目で見えないのが厄介だが、無料のスマホアプリ「Wi-Fiミレル」(アイ・オー・データ機器)を使えば、電波状況を数値で確認できる。電波強度が色でわかる「ヒートマップ」機能もある。

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