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「日本一の社長輩出」慶応義塾高 次は異端を創る 慶応義塾高校の古田幹校長

2017/8/20

横浜市・日吉にある慶応義塾高校

2018年に開設70年を迎える名門私立男子校、慶応義塾高校(横浜市)。慶応義塾大学の(付属高に相当する)一貫高校5校の中核校的な存在で、一部上場企業など有力企業の社長輩出数はトップといわれる。卒業生数は実に5万2千人に上り、経済界のほか、政界や芸能・文化界にも「慶応ボーイ」を次々送り出してきた。王道を行く卒業生が少なくないが、塾高の次の人材育成のキーワードは「異端」。横浜市・日吉の塾高を訪ねた。

■OBにトヨタ社長などずらり

「ほら、あと一歩だ。がんばれ!」。8月上旬。慶大の日吉キャンパスと同じ敷地にある塾高。猛暑のなか、野球部の選手たちがうさぎ跳びに汗を流していた。今夏の神奈川県の地区予選ではベスト8に進出、過去には何度か、甲子園出場を果たした古豪だ。塾高の白亜の校舎は天井が高く、重厚な造り。夏休みで通常の授業はないが、校内には部活に励む生徒たちの声が響く。

「確かに有名企業の経営者になった卒業生は日本一多いとかいわれていますね。まあ、昔は1学年900人もいましたから、今は約720人ですが」。塾高の古田幹校長はこう話す。塾高の1学年の生徒数は通常の公立高校の2~3倍の規模、慶大の一貫校は昔からオーナー系経営者の子弟が通う比率が高いといわれるが、それにしてもOBには著名な経営者がずらりと並ぶ。

トヨタ自動車の豊田章男社長、東京海上ホールディングスの永野毅社長、中外製薬の永山治会長、星野リゾートの星野佳路社長、ゴールドマン・サックス証券の持田昌典社長――など数えだしたらキリがない。

「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング社長やローソン社長などを経て、6月からハーツユナイテッドグループ社長になった玉塚元一氏も塾高出身だ。(小学校の)慶応義塾幼稚舎からの生粋の慶応ボーイだ。

■玉塚氏はラグビー同級生

古田校長は「ゴールドマン・サックスの持田さんは、ラグビーの先輩ですが、玉塚くんは同級生で、ずっとラグビーで一緒でした。天真爛漫(らんまん)な男で、のめり込むと一気にガッとやりますが、意外と固執はしないタイプですね」と話す。一方の玉塚氏も「学生時代はラグビー一筋でフランカー。勉強はしていたかな」と笑う。

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