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自宅のWi-Fiが遅い? 電波の強さや速度を測ってみた

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日経トレンディネット

私たちの生活に欠かせない存在となったWi-Fi(無線LAN)だが、「最新のWi-Fiルーターを買ったのにWi-Fiが遅い……」「子ども部屋だけWi-Fiが使いものにならない」といった不満を抱えている人は少なくない。

今回は、鉄筋コンクリート造の2階建て住居を例に、Wi-Fiの伝送速度や電波状況を確認する方法を紹介する。

せっかくのギガ回線も、Wi-Fiでは速度が出ない

筆者は、息子と同居するオフィス兼住居の賃貸マンションを借りていたが、インターネット回線の遅さが気になり、ソニーネットワークコミュニケーションズの光回線「NURO光」を導入するために引っ越しを決意。鉄筋コンクリート2階建てのテラスハウスへの転居に合わせ、室内のWi-Fi環境を再構築することにした。

もし、自宅のインターネットが遅い……と感じているならば、ふだん利用しているWi-Fi接続ではなく、有線LAN接続で回線速度をまず測定してみよう。Wi-Fiでは、回線本来の実力が測定できないことがあるからだ。回線速度を測定するサイトはいろいろあるが、サイトによって測定結果に差があり、同じ測定サイトでも時間帯によってばらつきがある。実力値がズバリ出るとは考えず、あくまで参考程度に捉えるのがよいだろう。

今回は「RBB SPEED TEST」と「NUROオリジナル通信速度測定システム」の2つのサイトを使い、5回測定して上りと下りの平均、最速、最低速を算出した。RBB SPEED TESTは下りで800Mbps前後、NUROオリジナル通信速度測定システムは900Mbpsを超えた。多くの一般家庭でも、これほどの高速通信が利用できるようになったのだ。

回線本来の実力が把握できたところで、Wi-Fiの速度を確認した。Wi-Fiルーター(Wi-Fiアクセスポイント)を設置した1階の仕事部屋で、MacBook ProとiPhone 7をIEEE802.11acで接続して測定すると、MacBook Proの下りは460Mbps、iPhone 7の下りは425Mbpsとまずまずの速度が出た。

だが、2階の部屋に移動して同様に測定をしてみると、MacBook Proの下りは28Mbps、iPhone 7の下りは6.8Mbpsと大幅に遅くなった。また、古いiPhone 5で測定したところ、Wi-Fiルーターを設置した仕事部屋でも下り92Mbpsと、iPhone 7よりかなり遅めの数字となった。

コンクリートの壁や床をまたぐとWi-Fiの電波は弱くなる

今回Wi-Fiの検証をした筆者のオフィス兼住居は、築20年ほどの鉄筋コンクリート2階建てをリノベーションした物件だ。間取り図の赤い線がコンクリート壁となる。

NURO光のWi-Fiルーター(アクセスポイント)は(1)の仕事部屋に設置。(2)はリビングだが、打ち合わせスペースや作業スペースとしても利用しており、この部屋はそこそこ回線速度が欲しい。アクセスポイント(仕事部屋)との間にキッチンがあり、2.4GHzの敵ともいえる電子レンジがあるため、リビングは5GHzを利用したい。

2階の(3)は息子の部屋。アクセスポイントを設置した仕事部屋の上なので、Wi-Fi電波の強さも速さもそこそこある。2階の(4)は筆者の部屋。1階の天井(=2階の床)がコンクリートなので、仕事部屋から離れたこの部屋では5GHzはほぼ使用できない。1階で802.11acで接続したiPhone 7が、2階で寝て朝起きると4G回線(docomo回線)につながっていたこともあった。現在は2.4GHzと5GHzのアクセスポイントにつながるように設定してあるので、1階で5GHzにつないで2階の部屋で勝手に2.4GHzに切り替わり、1階に戻ってもそのまま2.4GHzにつながったままというイマイチな状況だ。

寝室のベッドには激安Androidスマホが常設してあるが、2.4GHzの接続では動画の再生がカクカクすることがある。2階のこの部屋で11ac(5GHz)の高速アクセスを確保することが、今回のWi-Fi環境見直しの最優先目標だ。

Wi-Fiの電波の強さを可視化する

では、実際に自宅のWi-Fi電波の状況を確認してみる。電波の強さは、アイ・オー・データ機器の「Wi-Fiミレル」という無料のスマホアプリを使うと、0~100の数字で可視化できる。

ユニークな機能が、電波の強い場所や弱い場所を色の違いで表現する「ヒートマップ」で図示できること。電波の届かない場所が一目瞭然で把握できるので、Wi-Fi環境改善の参考になる。

Wi-FiミレルはiOS版とAndroid版があるが、Android用は周囲のWi-Fiが使用しているチャネルや混雑状況が確認できるなど、iOS版より機能が豊富だ。

ヒートマップを作るときは、家やオフィスの間取り図を用意し、スマホのカメラ機能で撮影して利用するのが手軽。間取り図で自分のいる位置をタップすると、0-100の数値が間取り図に書き込まれ、電波が弱いと赤、やや弱いと黄色、強いと緑でヒートマップが描かれる。測定するポイントを増やしていくと、電波の強弱の傾向がわかるわけだ。

アクセスポイントが設置された仕事部屋の電波は80~90と強めで、キッチンや廊下も80以上だった。しかし、コンクリートの壁の向こうにあるリビングの電波は30~40と弱くなり、さらに先にあるデッキや庭は20以下となった。

2階は電波状況が悪く、全般に30~40とやや弱めの数値に落ち込んでいた。筆者の部屋はほぼ20以下で、ヒートマップは真っ赤になった。2階で電波が強かったのは、コンクリートの床がない階段付近だけだった。

この結果を基に、Wi-Fiの中継器を置くなどの改善方法を取ることで、家中のWi-Fi環境がよりよいものになるはずだ。

(ライター 奥川浩彦、奥川彰吾)

[日経トレンディネット 2017年7月10日付の記事を再構成]

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