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自宅のWi-Fiが遅い? 電波の強さや速度を測ってみた

日経トレンディネット

2017/8/11

日経トレンディネット

 私たちの生活に欠かせない存在となったWi-Fi(無線LAN)だが、「最新のWi-Fiルーターを買ったのにWi-Fiが遅い……」「子ども部屋だけWi-Fiが使いものにならない」といった不満を抱えている人は少なくない。

 今回は、鉄筋コンクリート造の2階建て住居を例に、Wi-Fiの伝送速度や電波状況を確認する方法を紹介する。

■せっかくのギガ回線も、Wi-Fiでは速度が出ない

 筆者は、息子と同居するオフィス兼住居の賃貸マンションを借りていたが、インターネット回線の遅さが気になり、ソニーネットワークコミュニケーションズの光回線「NURO光」を導入するために引っ越しを決意。鉄筋コンクリート2階建てのテラスハウスへの転居に合わせ、室内のWi-Fi環境を再構築することにした。

NURO光を引くため、賃貸マンションから2階建てのテラスハウスに引っ越した

 もし、自宅のインターネットが遅い……と感じているならば、ふだん利用しているWi-Fi接続ではなく、有線LAN接続で回線速度をまず測定してみよう。Wi-Fiでは、回線本来の実力が測定できないことがあるからだ。回線速度を測定するサイトはいろいろあるが、サイトによって測定結果に差があり、同じ測定サイトでも時間帯によってばらつきがある。実力値がズバリ出るとは考えず、あくまで参考程度に捉えるのがよいだろう。

 今回は「RBB SPEED TEST」と「NUROオリジナル通信速度測定システム」の2つのサイトを使い、5回測定して上りと下りの平均、最速、最低速を算出した。RBB SPEED TESTは下りで800Mbps前後、NUROオリジナル通信速度測定システムは900Mbpsを超えた。多くの一般家庭でも、これほどの高速通信が利用できるようになったのだ。

 回線本来の実力が把握できたところで、Wi-Fiの速度を確認した。Wi-Fiルーター(Wi-Fiアクセスポイント)を設置した1階の仕事部屋で、MacBook ProとiPhone 7をIEEE802.11acで接続して測定すると、MacBook Proの下りは460Mbps、iPhone 7の下りは425Mbpsとまずまずの速度が出た。

 だが、2階の部屋に移動して同様に測定をしてみると、MacBook Proの下りは28Mbps、iPhone 7の下りは6.8Mbpsと大幅に遅くなった。また、古いiPhone 5で測定したところ、Wi-Fiルーターを設置した仕事部屋でも下り92Mbpsと、iPhone 7よりかなり遅めの数字となった。

1階の仕事部屋でWi-Fiの速さを測定したところ
2階の部屋ではWi-Fiは大幅におそくなった

■コンクリートの壁や床をまたぐとWi-Fiの電波は弱くなる

 今回Wi-Fiの検証をした筆者のオフィス兼住居は、築20年ほどの鉄筋コンクリート2階建てをリノベーションした物件だ。間取り図の赤い線がコンクリート壁となる。

 NURO光のWi-Fiルーター(アクセスポイント)は(1)の仕事部屋に設置。(2)はリビングだが、打ち合わせスペースや作業スペースとしても利用しており、この部屋はそこそこ回線速度が欲しい。アクセスポイント(仕事部屋)との間にキッチンがあり、2.4GHzの敵ともいえる電子レンジがあるため、リビングは5GHzを利用したい。

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