絶対行きたくなる 旅ライター厳選、夏の海外3コース

もう1つ、全米一住みやすい町にもよく名の上がる米国北西部の街ポートランドは、エコロジーとサステーナブルを基本とするこだわりのあるライフスタイルが注目されている。路面電車などの公共交通機関や自転車を使って回りやすい町の規模もいい。間接税のないオレゴン州にあるので、お財布にも優しい。

醸造所のパブでは、まずサンプラーというメニューを頼むと少しずついろんなビールが味見できる

市内には60を超えるビール醸造所があって、自ら「ビールの聖地」と称するほど。ビール好きにはたまらない町だ。使われなくなった学校、劇場、工場をとりこわさず、ビ―ル醸造所兼パブとして再生している店も多い。クラフトビールツアーやフードツアーなど、日本語のツアーも催行されており人気がある。ポートランドの観光局Travel Portlandは、ポートランド生まれのキャラクター「オドナロデュード」がポートランドを案内するというコンセプトの、情報満載の日本語ウェブサイトを展開している。

[ Travel Portland   https://www.travelportland.com/lang/japanese/ ]

時差最大2時間のオーストラリア 夜出発で朝着が楽

飛距離の割に疲労感が少なく、休暇を目いっぱい使いやすいのがオーストラリアだ。

2017年7月現在、成田・関西-ケアンズと成田-ゴールドコーストはジェットスターが、成田・羽田-シドニーは日本航空、カンタス航空、全日空が、また成田-メルボルンはカンタス航空が直行便を就航しており、すべて往路は夜出発で翌朝に現地着だ。

2017年9月1日からは日本航空が、成田-メルボルンの直行便を就航させる。こちらは、往路は日本を午前に出発するが、復路は現地を深夜に出発して朝に日本に到着する。さらにオーストラリアは時差の点からも体が楽だ。国土が広いためタイムゾーンが3つに分かれ、サマータイムの有無によっても異なるが、日本との時差は-1時間から+2時間だ。

ただし、南半球にあるオーストラリアは日本とは季節が逆、つまりこちらが夏休みの時期、あちらは冬であることを念頭に置いて旅先を選びたい。

こんなふうにグレート・バリア・リーフを上空から見るヘリコプターツアーもある

オーストラリアの魅力は、圧倒的な大自然と食材の豊かさを生かした食。そして、自然と都市の両方を味わえる場所が多いことだ。まず過ごしやすさからいえば、気候が温暖な北部のクイーンズランド州やノーザンテリトリーがおすすめ。

クイーンズランド州は、国立公園の数が1000以上、オーストラリアの世界遺産19のうち5つが同州にある。世界最大のサンゴ礁地帯であり世界遺産のグレート・バリア・リーフなど美しい海とビーチの魅力を味わえる一方、世界遺産に登録されている熱帯雨林の世界最古の森もここならではだ。

温暖なケアンズは一年を通して泳ぐことができる。スプリングブルック国立公園にあるナチュラルブリッジでは輝くツチボタル(ホタルという名前だが岩に生息する光る虫)が無数の光を放ち、美しい夜空とともに幻想的な風景を見られるだろう。ラミントン国立公園では原生林の木々の間にかけられたつり橋を歩く「空中散歩」も体験できる。

[ クイーンズランド州政府観光局 https://www.queensland.com/ja-jp ]

手つかずの原生林が広がるラミントン国立公園。木の上を歩く空中散歩「ツリー・トップ・ウォーク」ができるところも
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スリランカ アーユルベーダとコロニアルに浸る