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AVフラッシュ

ワイヤレスのイヤホン&ヘッドホン さりげなさが人気

2017/6/13 日本経済新聞 夕刊

近未来的なスタイルが特徴的なアップルの「エアーポッズ」。バッテリーは約24時間も持つ

イヤホン端子が廃止された新型iPhone(アイフォーン)の登場を受け、スマートフォン用のイヤホンやヘッドホンはワイヤレスタイプが主流になりつつある。ケーブルがなく使い勝手に優れるだけでなく、装着していることを周囲に気づかれないメリットもあるという。

◇   ◇   ◇

イヤホンやヘッドホンは、ケーブルで接続する有線タイプが長らく中心だった。だが、ケーブルはやはりわずらわしい存在だし、ケーブルが服や腕に触れるとガサガサという耳障りな音が伝わるのも不快だ。iPhone7でイヤホン端子が省略されたことをきっかけに、スマホ向けの製品はブルートゥースで接続するワイヤレス(無線)タイプが急速に増えている。

■ネックバンド 不快感薄く

近未来的なスタイルで話題なのが、アップルの「エアーポッズ」(実売価格は1万8000円前後)だ。左右が独立した構造で、1つがわずか4グラムと軽い上、髪の毛にまったく干渉しない点が評価されている。だが、耳の穴だけで保持する構造のため、落とす危険性があるのが欠点だ。紛失を恐れて移動中は使うのをためらう人も多い。装着時は耳からわずかに出るだけだが、本体が白いので意外と周囲の目を引くのも留意点といえる。

ワイヤレスイヤホンで主流になりつつあるのが、ケーブルやネックバンドで左右をつないたタイプだ。いったん装着すれば簡単には落ちないので、通勤電車内や移動中はもちろん、ジョギングなどの軽いスポーツでも使える。

また髪の下にケーブルやネックバンドを収めれば、髪形への影響がないだけでなく、イヤホンを周囲に感じさせずに済むので、見た目を気にする女性にも薦められる。

ネックバンドタイプは、ビーツの「ビーツXイヤフォン」が人気を集める。イヤホン自体が軽い上にネックバンドが細く、装着していることをほとんど感じさせない。ワイヤレス式なのでバッテリーの充電が必要だが、5分充電すれば2時間使える急速充電機能を備える。充電用のケーブルはiPhoneのものが流用できるのも便利だ。実売価格は1万6000円前後と比較的手ごろで、最初のワイヤレスイヤホンとしても向く。

ビーツの「ビーツXイヤフォン」。小型軽量で扱いやすい
ボーズの「クワイエットコンフォート30」。ノイズ低減機能が強力

■ノイズ低減 語学や読書に

このジャンルでもっとも高性能といえるのが、ボーズの「クワイエットコンフォート30」(実売価格は3万4500円前後)だ。ビーツXイヤフォンと比べるとやや大柄だが、周囲の騒音を打ち消して静かな環境で音楽が楽しめるノイズ低減機能を搭載しているのが特徴。

電車や航空機の乗車時はゴーという騒音や人の話し声が大幅に小さくなり、ボリュームが控えめでも十分楽しめるようになる。音楽はもちろん、語学学習をしたい人にも向く。音楽を聴かずにノイズ低減機能だけを有効にすることも可能なので、仕事や読書で静かな状況を作りたい場合も役立つ。

ワイヤレスタイプのイヤホンやヘッドホンは形状や特徴が個性豊かで楽しい。課題だった音質やバッテリーの持ちも改善され、実用性の不満もない。複数の製品を所有し、状況によって使い分けるのもありだ。

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■ヘッドホンも無線化

ボースの「クワイエットコンフォート35」。有線での接続もできる

耳全体を覆うヘッドホンタイプの高音質モデルもワイヤレス化が進んでいる。ボーズの「クワイエットコンフォート35」=写真=は、クワイエットコンフォート30と同等の強力なノイズ低減機能を搭載したヘッドホン。付属のケーブルを使えばスマホ以外の機器でも使える。やや大柄だが、イヤホンを耳の穴に入れるカナルタイプの装着感が苦手な人はこちらを選ぶのもよい。実売価格は4万円前後。

(日経トレンディネット 磯 修)

[日本経済新聞夕刊2017年6月10日付]

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