ヘルスUP

日経Gooday 30+

休みベタな管理職ほどしっかり休む ヒントは4つのR

日経Gooday

2017/4/26

管理職が率先して休みをとろう(c)studiostoks-123rf
日経Gooday(グッデイ) カラダにいいこと、毎日プラス

 間もなくゴールデンウイークです。しかし、「予定はとくに立てていない。これから計画するのも面倒だし、日ごろの疲れがたまっているので、ゴロ寝で過ごそうかと思っているが、それももったいないような気がする。どんな過ごし方をしたら、疲れを残さずリフレッシュできるだろうか」――。そう悩んでいる人も少なくないでしょう。そんな方々ののために、帝京平成大学現代ライフ学部教授の渡部卓さんに長期休暇の上手な休み方について伺いました。

◇    ◇    ◇

 会社や職場の事情もあるとは思いますが、ゴールデンウイークは長期間休めるいい機会。できれば長く休みを取って、心身のセルフケアにつなげてほしいと思います。

■管理職ほど率先して長期休暇を

 私はとくに管理職の人ほど、率先して長く休むことを勧めています。日本企業の管理職は真面目な人が多く、休み方があまり上手とはいえません。若手社員も上司の顔色をうかがって、休むのをためらう人も多いようです。

 ワークライフバランスの先進国として知られる北欧諸国を数年前に訪れた際、現地の人は公務員でも1カ月程度の休暇があり、皆その休みをとても楽しみにしていました。そして、キャンプやトレイルランなどの話をうれしそうに聞かせてくれるのです。先日、学会で中東を訪れたときも、出席していた大学教授や企業の管理職の人たちは、学会のあとに休暇を取って観光に出かけるなど、とてもアクティブに過ごしていました。雑談でも、これまでいかに楽しい休暇を過ごしたか、面白い経験をしたかといった話になります。こうしたいい意味での「自慢話」は、聞いているほうも楽しいものです。

 一方、日本企業に勤める管理職の人から聞く自慢話といえば、仕事にまつわることがほとんど。日本のビジネスパーソンに元気がないと感じるのは、1つに、休みに対して楽しみや生きがいを持っている人が少なく、興味を引かれる「自慢話」をする人もあまりいないということがある気がします。

■長期休暇には「4つのR」の「リトリート」を実践

 私はストレスの予防や緩和に役立つセルフコンディショニングの方法の1つとして、「4つのR」の話をよくします。4つのRとは「リラクゼーション(Relaxation)」「レスト(Rest)」「レクリエーション(Recreation)」「リトリート(Retreat)」の頭文字をとったものです。

【ストレス予防に役立つ「4つのR」】

(1)リラクゼーション(Relaxation)

  自律神経をしっかり休め、心と体のバランスを整えること:

  腹式呼吸、アロマセラピー、瞑想(めいそう)など

(2)レスト(Rest)

  体をしっかり休めること:睡眠、マッサージなど

(3)レクリエーション(Recreation)

  遊ぶ、楽しむ、笑うなど心身をリフレッシュすること:

  スポーツ、釣り、キャンプ、映画、カラオケなど

(4)リトリート(Retreat)

  非日常に身を置き、じっくりと静養すること:

  旅行、リゾート保養、森林浴など

 リラクゼーション、レスト、レクリエーションは普段の休日でもできますが、リトリートはゴールデンウイークのような長期休暇が取れるときでないとなかなか実行できないもの。そんな貴重なチャンスをぜひ生かしてほしいと思います。

ヘルスUP新着記事

ALL CHANNEL