上戸彩 今だから話せる「国民的美少女」からの20年

日経エンタテインメント!

今はグループ活動を経て、その後女優に転身する人も数多くいる。上戸もデビュー当初は、同世代の女の子たちとダンスや歌のレッスンをしたり、ユニットでステージに立ったことがある。その経験はどうだったのか。

「今思うと、その修行の期間があって本当に良かったなって。自分の立ち位置とか、裏方に近い感覚を知ることができました。周りの人がいるからこそ、真ん中の人が引き立ったり、逆に端にいる楽しさもあったりと、両方を経験できたのは貴重でした」

書かれたことは反省材料

「今はSNSとかで芸能人と一般の方との距離が近いですよね。嫌いじゃないけど、なくなればいいのにと思うことはあります。傷ついたり、たった一言で人生が変わっちゃう人もいるから。

私は、10代の頃から事務所に行っては、色々と書かれているのを見て、『あ、こういう発言はやめよう』とか反省材料にしてました。自分をキャラクターとして見ている部分があるから、意外と冷静に受け止められて。変わってるねって言われますけど」

上戸が多忙を極めていた2000年代前半までは、ヒットドラマも多数生まれ、テレビがまだまだ盛り上がっていた時代。一方で、近年は視聴環境が多様化し、視聴率の不振についての話題が日々ネットなどで報じられている。

「今まで映画やCM、歌番組、バラエティー、色々な経験をしてきましたが、連ドラほど大変なものはないんですよね。映画だったら、1つの台本にしっかり時間をかけられますが、連ドラは3話分を一緒に撮ったり、次々に新しい台本が来て、覚えたら捨て、覚えたら捨てという感じで、3~4カ月ハードな日々が続くんです。それを数字1つで評価されるほどむなしいことはないなって思います。結局、現場の熱量や頑張りは同じですから。視聴率だけで、作品のすべてを判断されるのはとても悔しいです」

視聴率といえば、13年に放送され、最終回視聴率で42.2%を記録した『半沢直樹』だ。流行語まで生まれたこのヒット作で、主演の堺雅人の妻・花役を演じた。演出の福澤克雄氏は、上戸が注目されるきっかけとなった『金八先生』のときの恩師でもある。

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