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三菱商事の新卒採用 「経営人材」に求める2つの資質

2017/4/12

――抽選は、どのような基準ですか。

「基本的に母校の卒業生がおらず、OB・OG訪問がしづらい学生に優先的に機会を提供したいと考えています。先輩が確実にいるような大学には、OBとOGの社員リストを送ってあるので、先輩を探して声をかけてほしいですね」

■「AI採用」に取り組む

――選考で今年から変わることはありますか。

「16年の夏ごろから、人工知能(AI)を使った選考を研究しています。『三菱商事で活躍できそうだな』と思う人材を、私たちが持つ社員などのデータベースからAIに学ばせ、より客観的な選考につなげていくのがねらいです」

「人間が見ただけではどうしても主観が入るし、応募者が多いので見落としてしまった人材もいるかもしれません。テストなどで1点低いだけで不合格にしてきた人材もいます。今回、AIの活用でエントリーシートの内容がよい、となれば合格にする、といったことも考えられると思います。試験で落とすのは簡単ですが、もったいない。仮にテストが1点合格ラインより低くても、三菱商事で活躍できる素養をもった人材に会いたい」

■ほしい能力は

――「ほしい人材」という話がありました。どのような能力を求めていますか。

「一言でいうと、『経営人材としての資質があるか』です。その資質に、必要な能力は大きく2つです。1つは本質を見抜いて先を予測することができるかどうか。我々はこの力を、事業構想力と呼んでいます。2つ目は実行力です。タフな経験をし、またそれをどのように乗り越えやり通したか。この2点の資質があるかを、面接を通してみていきます。最後に高い『倫理観』も重要だと考えています。法令順守は当然ですが、利他の精神を持ち、皆から尊敬されるような人が必要だと思います」

――三菱商事は難関だ、と初めから受験をためらう学生もいます。どんな対策、心構えで臨めばよいでしょうか。

「三菱商事は『フェアネス』を大事にしている会社です。採用においても、6月1日の採用選考解禁日は必ず守りますし、大学や専門、国籍、性別など一切関係なく門戸を開け、三菱商事で活躍できる人材を純粋に求めています。これからの未来を切り開く皆さんが、活躍する場所として三菱商事に興味を持ってもらえたのなら、『絶対に受かるんだ』と言う思いを持って、ぜひ応募してほしいと思います」

(聞き手は松本千恵)

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