出し入れ簡単、多収納 人気ワンショルダーバッグ6選

日経トレンディネット

吉田カバン「PORTER FUNCTION ONE SHOULDER BAG」(2万1000円、4月上旬発売予定)
吉田カバン「PORTER FUNCTION ONE SHOULDER BAG」(2万1000円、4月上旬発売予定)
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荷物を持ち歩くのにリュックやバックパックはラクだが、普段使いするにはいろいろと面倒な点がある。歩いている途中で中の荷物を取り出すには一度下ろさなければいけないし、中から目的のものを一つ出すのが苦手なデザインのものが多い。電車に乗るときは前に背負い直さなければならない。歩きながら、知らず知らずに後ろにいる人に迷惑をかけることもある。

しかし、ワンショルダーバッグなら、リュックほどの収納力はないものの、荷物を軽快に持ち歩くことができ、歩きながらモノを出し入れするには最適ではないだろうか。

一方で、ボディーバッグというものもある。これはたすき掛けスタイルで手回り品だけを持ち歩くためのバッグで、ワンショルダーバッグの小型版のようなものだ。ただ、ボディーバッグの小ささ、デザインのポップさなどは、どうも大人には似合わない。かといって、ウエストポーチではかっこ悪い。小ぶりのワンショルダーバッグは、そういったバッグの代わりに使うのにとても合っている。リュックにもボディーバッグにも今一つ魅力を感じられない人の間ではこのようなワンショルダーバッグが注目されていて、このところ種類が増えている印象がある。

ワンショルダーバッグは、リュックから派生したものと、ボディーバッグから派生したものの二つに分かれる。そこで、今回は「リュックから派生したもの」と、「ボディーバッグ的なもの」をそれぞれ3つずつ、厳選して紹介する。並べてみると、リュックにもボディーバッグにもない、新しいジャンルとしてのワンショルダーバッグが生まれつつある状況も見えてきた。

必要なビジネスツールはスッポリ入るソフトタイプ

AMARIO「tomel」(税込み2万8080円)

テントなどに使われるコットンのような風合いで、軽くて耐久性に優れたテントファブリックで作られている、ワンショルダーバッグ「tomel」。薄マチのリュックのような外観ながら、ショルダーバッグのように片方の肩に引っ掛けて持っても、体に沿って安定するので歩きやすく、たすき掛けにして後ろに回してリュックのように持っても、カバンを前に回しやすい形状と大きさが絶妙だ。

ファスナーの位置まで左右対称に作られていて、左に掛けても右に掛けても同じ使い勝手で扱えるというところもよくできている。メインコンパートメントは、カバン前面中央にあるファスナーで開閉するため、内容物の出し入れがとてもラクに行える。

前に回して、サイドのファスナーを開けてモノを出し入れできる

さらに、歩きながらカバンの中からちょっとしたモノを出し入れするときも、サイドのファスナーからモノの出し入れが可能なので便利。背に当たる部分のファスナーを開くと、クッション付きのノートPC用のポケットやデジタル小物を収納できる小さなポケットも搭載する。

モノの出し入れは、バッグ中央のファスナーを開いて行う。A4サイズの雑誌が入った封筒もゆったり収納できる大きさ

太めでクッションも厚いストラップは、肩への負担が少なく、しかもポケットになっているという凝りよう。さらに、ホックボタン2つを外すだけでマチが広がる仕組みなので、かさばる荷物も収納可能だ。これだけの凝った細部を持ちながら840グラムと軽量なのもうれしい。スッキリしたデザインとテントファブリックの質感で、スーツにもカジュアルにも似合うため、使用範囲もとても広い。仕事から散歩、機内持ち込み用など、これ一つで、ほとんどのシチュエーションがカバーできる。

ストラップ自体がファスナーポケットになっている

吉田カバンの新作ワンショルダーバッグ

吉田カバンの2017年春夏の新製品。縦糸にナイロン、横糸にナイロンとポリエステルをより合わせた糸でヘリンボーンに織った生地と、アクセスしやすい「あおりポケット」を搭載したシリーズ「PORTER FUNCTION」のワンショルダーバッグは、見た感じはほとんどリュックなのだが、やや幅をスリムにした縦長のデザイン。これからのワンショルダーのスタンダードになりそうな形だ。

メインコンパートメントと外側のポケットの間があおりポケットになっていて、その中にもう一つ面ファスナー留めのフラットなポケットが付いている。リュックの最大の弱点である、背負った状態でモノの出し入れがしにくい、という点を解決する方法の一つとしてのワンショルダーバッグに、このようなファスナーを使わずにモノの出し入れができるポケットを付けるのは気が利いている。

大きなポケットがメーンコンパートメントに抱きついているようなデザインがユニーク。ポケットとメーンコンパートメントの間はあおりポケットになっている

また、メインコンパートメントにはスライダーが4つ付いていて、左右上下どこからでも開閉できる。ワンショルダーバッグを前に回してモノの出し入れをする際に、そのときどきで最も扱いやすい開閉が可能になっているのだ。

前に回して、サイドのファスナーからメーンコンパートメントにアクセス。ファスナーのスライダーが4つ付いていて上下左右どの方向からでも開けることができる

メインコンパートメントはシンプルな構造で、背中側からフルオープンというリュックによくあるスタイル。上部に取っ手が付いているのもリュックと同じだ。ワンショルダーバッグは、ボディーバッグから派生したものが多いせいか、このバッグのようなマチがたっぷりあるタイプが少ないので、この構造はありがたい。

メーンコンパートメントは背面から大きく開くスタイル。容量も大きく、A4の雑誌も折り畳み傘もラクに入る
ワンショルダーバッグには珍しい上部の取っ手が便利

珍しい機能としては、外部ポケットの中のポケットはセラミック系の抗菌剤を練り込んだ糸で織り、デオドラント加工を施した制菌・抗菌・防臭・消臭機能を持つ「バイオライナー」になっているのが面白い。

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