イヤホン、音質・曲調別に対応 売れ筋はハイレゾ

音質や曲調ごとに強みを持つ、耳に差し込む形のイヤホンが広がっている。高音質なハイレゾリューション(ハイレゾ)のほか、重低音が響くロック音楽に対応した製品が人気だ。東京都内の家電量販店で売れ筋商品の価格は1万~1万5千円ほど。高機能なわりに、同じ機能を持つ耳を覆うタイプのヘッドホンと比べ価格は1~2割安い。

イヤホンは高機能製品が台頭している(ヤマダ電機LABI品川大井町)

現在の売れ筋はハイレゾ対応で、オンキヨーの「E700M」を挙げる店舗が目立つ。店頭価格は1万5千円程度。「音にキレがあるのが特徴。売り切れが続く時がある」(ヤマダ電機LABI品川大井町)。遮音性の高さや、アルミ製のデザインも人気だという。

高い周波数帯域まで収録したハイレゾ音源は生音に近い。再生には専用機器が必要だ。最近はスマートフォン(スマホ)などの身近な端末で再生可能な製品が出回ってきた。イヤホン分野も参入企業が増加。初心者向けではパソコン周辺機器大手、エレコムの「EHP―CH2000」(同1万円前後)も人気だ。

一方、「曲調や楽器を聞き分けたいという消費者は多い」(東京・池袋の家電量販店)。JVCケンウッドの重低音に強い「HA―FX3X」(同3千円前後)や、木管楽器に合う木を使った「HA―FX850」(同3万円前後)は販売が堅調。電子音に強みがあるアニメソング対応品もある。イヤホン製品全体の主流価格帯は3千円以下。

調査会社のGfKジャパン(東京・中野)によると、2015年はヘッドホン(イヤホン・マイクセット含む)の販売数量が前年比1%減。12年以降は減少傾向のなか、高価格帯製品の販売拡大に伴い金額ベースでは9%増えた。平均単価も1割上昇した。

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