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室内干しのストレス解消 衣類が喜ぶ、進化した除湿機 私をささえる最愛家電

2016/5/17

PIXTA
 働く女性にとって、強い味方となってくれる家電たち。家電コーディネーターの戸井田園子さんが、心から愛着のわく逸品家電をご紹介します。洗濯サポーター家電の第2弾は、洗濯物をスピーディーに乾かせる除湿機にスポットを当てました。

 前回記事では、洗浄・乾燥を重視した洗濯乾燥機をご紹介しました。今回は、除湿機です。今の日本では、PM2.5や黄砂、花粉、突然の豪雨などで、洗濯物を外に干せる時期が短くなりつつあります。そのため、除湿機は部屋の湿気取りだけではなく部屋干し用の衣類乾燥機というポジションを得て、年々ニーズが高くなっています。洗濯乾燥機より安価で、シワにならずに乾かせるので、ファミリーからシングルまで幅広く便利な家電です。コンプレッサー方式、デシカント方式、ハイブリッド方式の3タイプがあるので、それぞれの機能の違いをチェックしてみましょう。

■乾いていない衣類を選別して送風、節電効果も高い(コンプレッサー方式)

部屋干し3Dムーブアイ(三菱電機)

三菱電機 部屋干し3Dムーブアイ

 コンプレッサー方式は、空気を冷やして水分を取り除く方法。25℃以上の気温で除湿力が大きいため、梅雨から夏場に向きます。消費電力が小さいのでランニングコストが安いのもメリット。デメリットは、振動音が大きく、本体サイズが大きめでやや重いことです。

 コンプレッサー方式で高い支持を得ているのが三菱電機の「部屋干し3Dムーブアイ」です。センサーと広範囲に動くスイング送風で一気に洗濯物全体を乾かします。しかし、すごいのはここから。温度&湿度センサーだけでなく、赤外線センサーを搭載しているため、乾き具合をダイレクトにチェックし、乾いたところには風を送らず、湿っている衣類だけにピンポイント送風。パーカーのフードや袖口など乾きにくい厚手部分、襟・袖などの細かな湿り気を見逃さず、乾きムラがありません。乾いた衣類には送風しないので電気代もお得です。浴室に置けば、ちょっと湿ったバスタオルもカラッと乾くなど、幅広く活用できます。

 わが家でも大活躍していて、ジーンズ、ハンカチ、Tシャツ、トレーナー、タオルなどランダムに並べて干すと、ハンカチやタオルなどが乾いたあと、それらをよけてジーンズやトレーナーなど厚手の衣類に集中して風を送ります。「なんて頭が良い子なの」と使うごとに愛着がわいてきますよ。

http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/jyoshitsuki/

■業界初、360度送風で、大量の洗濯物が一気に乾く(デシカント方式)

衣類乾燥除湿機サーキュレートドライ(ZOJIRUSHI)

ZOJIRUSHI 衣類乾燥除湿器サーキュレートドライ

 デシカント方式は、水分の吸着性能に優れたゼオライト(乾燥剤)を使い、乾いた空気を吹き出す仕組み。吸着した水分は、ヒーターで温められ熱交換器を通ってタンクにたまります。低温時での除湿力が大きいので冬場でも使用でき、軽量コンパクトで静かなのがメリット。デメリットはヒーターを使う分、消費電力が大きいことと、発熱量が多くなり、部屋の温度が3~8℃程度上がります。

 デシカント方式で優秀だと思うのがZOJIRUSHIの「衣類乾燥除湿機サーキュレートドライ」です。衣類乾燥機能に特化した除湿機で、業界初の360度送風を実現。部屋全体の空気をかき混ぜて、たくさんの洗濯物をムラなくしっかり乾燥できます。大家族の洗濯物干し、ウォークインクローゼットの除湿などにもピッタリです。

 「うちは洗濯物は少ないし、360度送風なんて電気代のムダ」という人もご安心。60度、90度、180度の送風幅が選べるので、衣類の量や干し方に合わせられます。

 ただしデシカント方式なので、使用していると部屋全体の温度が上がってしまいます。夏よりも、秋から冬にかけて使えば洗濯物が乾くうえ部屋も暖かに。冬の浴室なら、脱衣所が暖かくなりバスタオル類も乾くので一石二鳥です。

 写真を見て分かる通り、円筒型のデザインがスタイリッシュ。リビングに置いても違和感がないのも人気が高い理由です。

http://www.zojirushi.co.jp/syohin/dehumidifier/sp_contents/

■衣類乾燥、除湿、結露予防など年中使えるエコ除湿器(ハイブリッド方式)

衣類乾燥除湿機F-YHMX120(パナソニック)

パナソニック 衣類乾燥除湿機F-YHMX120

 コンプレッサー方式とデシカント方式を融合したのがハイブリッド方式。夏はコンプレッサー方式で気温上昇を防ぎ、冬はデシカント方式で除湿力の低下を防ぐため、1年中変わらない除湿力を維持。その分、価格は若干高めです。

 ハイブリッド方式を発売している唯一のメーカーがパナソニック。梅雨時期の衣類乾燥はもちろん、秋の長雨や冬の結露など、1年を通して除湿対策したい人におすすめです。

 ハイブリッド方式の強みを生かし、乾いた風を送り、湿度を下げて衣類を乾かすスピードは特筆もの。独自のナノイー搭載で、室内干しにつきもののイヤなにおいも軽減します。乾燥終了後は湿度45%をキープし、湿気が戻らないようにするなど細かな配慮もうれしい機能。衣類が乾くと自動でオフにしてムダな運転を減らし、徹底した省エネを目指します。

 中でも「気配りが利いている」と思うのは、操作しやすいこと。通常、除湿機は操作パネルが正面で前面吹き出しなので、操作するとき本体をクルッと自分に向けなければいけません。でもこの製品は本体正面から操作し、背面から風が出るので本体を動かす必要がなく、使い勝手が断然違います。また、涼みたいときに利用する「冷風」は冷たい風が前面から吹き出すので、操作する自分に冷たい風が当たります。細かいことですが、日々の使い勝手を大きく左右する配慮が、私の心をグッと引き寄せるのです。

http://panasonic.jp/joshitsu/

戸井田園子(といだ・そのこ)
 大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア研究所を経て商品企画部へ。その後、インテリア&家電コーディネーターとして独立。情報ポータルサイトAll Aboutをはじめ、雑誌・新聞・テレビなど幅広いメディアで活動中。家電業界出身ではない中立的な立場と消費者目線での製品評価や、分かりやすい解説に定評がある。

(ライター 内藤綾子)

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