新緑の代々木公園でアジア各国を「食」旅行
タイ・ラオス・ベトナム フェスティバル
南国フルーツが勢ぞろい「タイ・フェスティバル」
今週末に開催される「第17回タイ・フェスティバル」は、アジアンフェスティバルの中でも最大規模を誇り、来場者も毎年30万人に上るビッグイベント。会場内には人気のタイ料理店やタイ雑貨店など180のブースが並び、ステージではタイの伝統舞踊やムエタイのデモンストレーション、ライブコンサートが繰り広げられます。
なかでもタイ料理のブースは毎年大好評。今年は73ブースにも上り、定番タイ料理から珍しい地方料理まで、いろいろな味が楽しめます。そこらじゅうからいい匂いが漂ってくるので、しっかりお腹をすかせて行きたいところ。
特に今年注目したいのが、タイ産のフルーツ。14の果物ブースには、マンゴーやマンゴスチン、バナナ、パイナップルといった定番フルーツのほか、ヤングココナッツ、ドリアン、ポメロ、スイートタマリンド、サラなど、日本に輸入可能な9種類の果物が勢ぞろい。なかでもマンゴーは、今年2月に輸入解禁になったばかりのグリーンマンゴー「チョークアナン」と「キオウサウェイ」の2品種も販売される予定。熟しても緑色のグリーンマンゴーは、日本ではまだ珍しいので要チェックです。
2016年5月14日(土)・15日(日)10:00~20:00
代々木公園・イベント広場
"幸福"という名の料理もある「ラオスフェスティバル」
タイやベトナムに囲まれた海のない国、ラオス。日本ではまだあまりなじみのないラオス料理を満喫できるのが「ラオスフェスティバル」、通称「ラオフェス」です。2007年の初開催以降、規模を少しずつ拡大し、2015年は約20万人が来場しました。
飲食は約30店が出店予定。定番のラオス料理はもちろん、多国籍料理をラオス風にアレンジした"ラオフェス"ならではの料理まで、多彩な味を試すチャンス。なかでもラオス料理ビギナーにいちおしのメニューは「ラープ」。"幸福"という意味を持つ最も代表的なラオス料理で、肉や魚にレモンやライム、香草などを混ぜて炒めたものです。
料理のお供には、ラオスのご当地ビール「ビア・ラオ」を。2009年に米タイム誌でアジアのベストビールに選ばれた実績のあるビールで、ジャスミン米を使っているのが特徴。甘みとコクが加わって飲みやすく、女性や若者にも人気です。
このほかにも、ラオス舞踊団のステージあり、ラオス語やラオス料理のミニ講座あり、日本-ラオス往復航空券が当たる大抽選会ありとイベントも盛りだくさんです。
2016年5月28日(土)・29日(日)10:00~19:00
代々木公園・イベント広場
女性にうれしいヘルシー料理を満喫「ベトナムフェスティバル」
今年で8回目となる「ベトナムフェスティバル」。昨年は約18万人が来場し、ベトナムイベントとしては日本最大級。ベトナム料理の屋台のほか、ベトナムを代表するトップアーティストや伝統芸能の熱いステージも見ものです。
ベトナム料理はハーブを多用しており、ヘルシーで女性に人気。かつてフランスの統治下にあったので、フランス文化の名残を感じる料理もあります。
イベントには約50の飲食ブースが出店。フランス文化が香る「バインミー」をはじめ、米粉の麺「フォー」やベトナム風お好み焼き「バインセオ」など、定番のベトナム料理もよりどりみどり。さらに、ベトナム風つけ麺など、珍しいローカルグルメを出す店も登場するそう。ベトナムビールやベトナムコーヒーと合わせるのもおすすめです。
2016年6月11日(土)・12日(日)10:00~20:00
代々木公園・イベント広場
新緑の5月から6月にかけては、お出かけが気持ちの良い季節。青空の下、アジア各国のグルメをピクニック気分で楽しんでみては。
(取材・文 GreenCreate)
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