視覚障害者用時計、おしゃれデザインが好評 セイコー

セイコーウオッチが販売する視覚障害者向けの時計「音声デジタルウオッチ」シリーズの販売が好調だ。2020年12月に11年ぶりにデザインなどを刷新し発売した。時計の形をトノーと呼ばれるたる型から丸型に変更。「おしゃれで使いやすい時計をつけたい」という要望に応えた。

ボタンを押すだけで音声が流れ、簡単に現在時刻が分かる。アラーム時刻、ストップウオッチの経過時間や時刻修正も音声で知らせる。刷新にあたり視覚障害者団体に聞き取りし、以前から使う人が混乱しないよう、ボタンの位置や個数は据え置いた。押すと音声が流れるスピークボタン付近に溝を設置して判別しやすくし、他のボタンにはガードを設けて誤作動を防止する仕様にした。運動中も使えるよう腕なじみの良いシリコンのバンドを用いたモデルを追加した。

担当者は「現代のニーズに応えるデザインに刷新したことが好調の要因。安定していた需要がさらに強固になった」と話す。盲学校からの購入が多くなる3月ごろに売り上げが伸びた。

丸型の新シリーズの希望小売価格は1万8700円と刷新前と同価格にし、幅広い層に使ってもらえる価格設定とした。

[日経MJ 2021年8月4日付]

「イイネ!」記事一覧


SUITS OF THE YEAR 2021
Watch Special 2021
Instagram