レトロな「復刻系」ダイバーズ時計 スーツに合う小径

2021/7/7
MEN'S EX

旬なキーワードを軸に、注目時計を紹介する本企画。潜水士の命を守るダイバーズウオッチは、優れた防水性や視認性など機能美が魅力。中でもレトロな復刻系は、落ち着いた印象を併せ持ち、どんなファッションにも似合う万能な1本だ。




レトロなダイバーズが醸し出す落ち着きあるスポーティー感

SEIKO PROSPEX(セイコー プロスペックス)

1968 メカニカルダイバーズ現代デザイン セイコー創業140周年記念限定モデル SBDC133

シャープかつマッシブな力強いフォルムは、1968年に発売された国産初のメカニカルハイビート300m防水ダイバーズを現代的に解釈したもの。細身のベゼルや剣型の針とがひときわモダンな印象となっている。西表島の豊かな森林をダイヤルのカラーに写し取り、創業140周年を祝した。限定6000本。自動巻き。径42mm。SSケース&ブレスレット(シリコンストラップ付属)。15万4000円(セイコーウオッチお客様相談室)

水圧に耐える屈強なケースに、海中でも見やすいダイヤルを組み合わせ、潜水時間を計る回転ベゼルが備わる──今あるダイバーズウオッチのスタイルが確立されたのは、1950年代のこと。当初は、文字通り潜水士向けのニッチな存在だったが、やがてサーフィンなどのマリンスポーツが盛んになるとニーズが高まり、市民権を得た。そして2000年代に入ると、大型のスポーツウオッチブームに乗り、ダイバーズウオッチは時計市場で大きなシェアを占めることとなる。

ゆえにバリエーションは、実に多彩だ。モダンダイバーズは、先進の素材を駆使するなどして頑強さや軽さ、華やかさを競う。対して近年、数を増やしている復刻を含むレトロなダイバーズは、スポーティーではあるが、落ち着きのある大人のたたずまいでスーツにも合わせやすい。少しな武骨な雰囲気は、少年のような感性を忘れずにオフの日には趣味を楽しみ、上手に年齢を重ねてきた心に余裕がある自分を演出できる。またレトロダイバーズは、小ぶりなモデルが選べるため、袖口に収まりやすい。大型ケースであっても腕時計だけが変に悪目立ちすることなく、着こなしの絶妙なアクセントになってくれる。

レトロなスポーティー感が醸し出す大人の余裕

BREITLING(ブライトリング)

スーパーオーシャン ヘリテージ '57

ブライトリングは空のイメージが強いが、海にも強い。特徴的なインデックスや針の意匠は、1957年に誕生した同社初のダイバーズ、スーパーオーシャンを範とする。幅広のベゼルは両方向に回転し、ダイバーズというより、防水性に優れたマリンウオッチとの位置付け。レトロフューチャーな外観で、1960年代のサーフシーンを彷彿(ほうふつ)とさせる。自動巻き。径42mm。SSケース。カーフストラップ。54万4500円(ブライトリング・ジャパン)

BULOVA(ブローバ)

オーシャノグラファー “デビルダイバー”

1970年代モデルの復刻。デビルダイバーとは当時のニックネームで、ヨハネの黙示録で獣の数字とされる“666”フィート防水だったことに由来する。樹脂製の円筒状ドットインデックスや丸みを帯びたケースのフォルムなど再現性は極めて高い。鮮やかなオレンジも、当時のまま。この最新作は、41mmとひと回り小さなサイズで、レトロ感をより高めた。自動巻き。径41mm。SSケース。ラバーストラップ。8万2500円(ブローバ相談室)

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