ユニクロプラス SDGs先進国のアスリートとタッグ

開発ではスウェーデンのアスリートが協力した
開発ではスウェーデンのアスリートが協力した

ファーストリテイリング傘下のユニクロはスウェーデンのアスリートと組み、スポーツ用の「ユニクロ+(プラス)」を6月に世界各国で発売した。ユニクロで初となる植物由来の原料を含むポリエステル繊維や、端材を発生させない新たな製法などサステナビリティー(持続可能性)への貢献を重視した。環境先進国との協業を通じ、アパレル業界で高まるサステナブルな服への需要に応える。




スウェーデン五輪・パラ選手団の公式パートナー

2018年、ユニクロはスウェーデンの首都、ストックホルムに初の店舗を開いた。ライバルであるアパレル世界2位のヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)の本拠地に乗り込んだと話題になった。

スウェーデンの人口は約1000万人。市場規模としては小さいが、SDGs(持続可能な開発目標)の世界ランキングで21年は2位。ファストリに与えた影響は大きい。

「おたくはサステナビリティーでどんなことをやっているの?」。ファストリの柳井正会長兼社長は同国政府からユニクロがそう問われたという。欧州でのサステナビリティーの浸透を実感したことも、環境に配慮した商品開発につながっていく。

ストックホルムへの出店後も、ファストリとスウェーデンの関係は深まっていった。19年1月にスウェーデンの五輪・パラリンピック選手団の公式パートナーとしてウエア類を提供すると発表。20年7月には、五輪・パラとは別に、13人のアスリートと新たな協業契約を結び、ユニクロプラスの開発が始まる。

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新製法・新素材で環境面の新機軸打ち出す
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