そうした狙いが現れたのが、アウトドア関連商品や観葉植物だ。また、洋服ではベーシックなアイテムを充実させ、年齢や性別を問わずに購入できる商品を増やしていく予定だ。

「小さな発見。小さな感動」を呼ぶ店作り

ブランドの新テーマは「How Beautiful!(なんて美しい)」に設定。「小さな発見。小さな感動」を掲げ、店に足を運ぶことに意味がある店作りを目指している。「店に来て楽しくなるような発見をしてほしい」(同社)。

その1つが、ブランドテーマの英語ロゴをあしらった商品だ。文字を刺しゅうした服や、エコバッグ、食器などをそろえる。袖の裏に文字を刺しゅうしたジージャン(税別価格5990円)は男女兼用で、隠れたところにメッセージを記すなど、ちょっとした発見を演出する。

同様のメッセージロゴを様々な商品で展開することで、商品同士の親和性を高める狙いもある。新型コロナ下の外出自粛などで客数が減るなか、客単価を上げることは重要な課題の1つ。単品ではなく、複数購入につなげたい考えだ。

消費者の環境意識の高まりを受け、自然やSDGs(持続可能な開発目標)も重要テーマに掲げ、環境配慮を意識した商品も強化した。リサイクルコットンを使うプルオーバー(同2990円)など、自然素材や再生繊維の洋服もそろえる。商品として扱う観葉植物だけでなく、内装デザインに緑を取り入れるなど、来店客が自然を意識できるような店舗にしている。

新型コロナ下でアパレル業界が置かれた状況は厳しさを増す。アウトドアや環境配慮商品を強化する動きは他のブランドでも目立つ。強みである価格の手ごろ感などを生かし、他ブランドと差別化を図れるかどうかにLBCのリブランディングの成否は掛かっている。

(サンローラ茉莉亜)

1997年に誕生し「私の街の雑貨屋さん」を従来のコンセプトに掲げてきた。ブランド名は「Life Basic Communication(生活の基本は会話から)」の頭文字からとった。生活雑貨やアパレル商品を販売し、女性を中心に支持を集めてきた。今秋にリブランディングを実施し、顧客層の拡大を目指している。

[日経MJ 2020年11月27日付]


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