廃棄衣料、黒染めで再生 アダストリア「FROMSTOCK」

日経MJ

幅広い服を黒染めする
幅広い服を黒染めする

アダストリアのブランド「FROMSTOCK(フロムストック)」が環境意識の高い若者の支持を集めている。在庫として残り、廃棄される衣料品を黒染めして販売するという新しいコンセプトが、20~30代の若者の心をつかみつつある。サステナビリティ(持続可能性)への意識の高まりを追い風に、6月からネット販売を始めた。




傷や汚れのある服もよみがえる

扱うのは売れ残った在庫を黒染めした衣料品だ。大量生産・大量廃棄がアパレル業界の課題となる中で、廃棄される衣料品に新しい価値を与えるのがコンセプトだ。Tシャツやワンピース、ボトムスなどあらゆるものを染める。

黒染めという手法をとることで、より多くの服を染められるようにした。傷や汚れのある服や、着こなしが難しいような派手な色の服でも染めることができる。生地の頑丈さや素材に応じて染め方を変えているという。染料にもこだわり、環境負荷を低減させた。

黒はファッションに欠かせないベーシックな色で、男女問わず手に取ってもらいやすい。一口に黒と言っても、もとの服の色が茶色だと赤よりの黒になるなど、微妙な色の変化も楽しめる。一つとして同じ商品はなく、古着のように一点物となる。

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