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ゴジラもキティもハリウッドへ 日本キャラなぜ映画化

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ポケモン、ハローキティなど日本で生まれたキャラクターをハリウッドが次々に映画化している。国境を超えた作品の普遍性が注目を浴びており、日本側も海外進出に力を入れる。

南極で眠っていた巨大怪獣が目覚め、危機に陥る地球。そこにゴジラが現れ、宿敵キングギドラとの決戦に臨む――。日米で公開中の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」はハリウッド版のゴジラ新作だ。

ハリウッドではこれまでに2度映画化し、今回は2014年公開作の続編にあたる。キングギドラのほか、モスラ、ラドンも初登場。物語は科学者たちの生死をかけた人間模様を交えて展開する。

国境超える普遍性

マイケル・ドハティ監督が意識したのはシリーズの原点、本多猪四郎監督の「ゴジラ」(1954年)だ。74年に生まれ、幼いころテレビで見て夢中になった。「ただのモンスターではなく、理由があって現れる神話的な存在。その精神性は子どもでも理解できた。自分にとってのゴジラを映画にしたかった」。20年にはキングコングとゴジラが登場する続編が控える。

注目を浴びるのは伝統的なキャラばかりではない。「アバター」などのジェームズ・キャメロン監督がほれ込んだのは、分断された世界で戦うサイボーグ少女を描いた木城ゆきとのSF漫画「銃夢(ガンム)」だった。

「パシフィック・リム」(13年)で怪獣を描き、日本の大衆文化に詳しいギレルモ・デル・トロ監督から漫画を紹介され、すぐ映画化権を取得した。自らはプロデューサー兼脚本家を務め「シン・シティ」などで知られるロバート・ロドリゲス監督にメガホンを託す。実写版「アリータ:バトル・エンジェル」は2月に日米で公開された。

「もろさと強さ、正義感をあわせ持つ主人公に魅了された」とキャメロン。日本の漫画らしいアリータの大きな瞳はCGで描いた。「批判もあったが、原作で気に入っていた部分。ロドリゲス監督とは最初から入れようと話をしていた」

ゲーム「ポケットモンスター」のピカチュウも実写版「名探偵ピカチュウ」が日米などで公開中。新海誠監督の大ヒットアニメ「君の名は。」の実写版は「アメイジング・スパイダーマン」などのマーク・ウェブが監督に決まった。ネーティブアメリカンの少女と、シカゴに住む少年が主人公になるという。

ほかにもハローキティ、スーパーマリオ、機動戦士ガンダム、進撃の巨人、AKIRAなど、映画化の企画が目白押しだ。

ドハティ、ロドリゲス両監督が共通して指摘するのは、これらが国境を超えて理解される普遍性を持つということ。ドハティ監督は「日本が生むキャラクターには喜びや楽しさもあるが、深い意味を含むものが多い」とみる。幼少期から日本のアニメや漫画などに親しんだ世代が、監督やプロデューサーに就き、心引かれたキャラを思い思いにリメークしている。

日本側も売り込み

日本の映画会社も海外進出に力を入れる。東宝は今回、ハリウッド版ゴジラに初めて出資した。「日本の市場が今後倍増することはない。飛躍するためには今まで手がけていなかったことをする。その一つが海外」と国際担当の松岡宏泰常務は語る。日本のコンテンツを基にした企画を売り込み「名探偵ピカチュウ」「モンスターハンター」(20年公開予定)への出資と映画化を実現した。

ハリウッドが好むのはゴジラのように誰もが知るものと、とがったクリエーターの目に留まる知る人ぞ知る作品だという。「君の名は。」は米国では限定公開にとどまったが、中国などアジアでもヒットしたことで、ハリウッドからリメークの要望が殺到した。

映画を産業として全世界に売り込むハリウッドでは、製作者は常に魅力的なキャラや原作を探し求めている。「日本でこんなすごいものを見つけた。だったらもっと他にあるのではないか。そんな流れが今あるのでは」と松岡常務は話す。

(関原のり子)

[日本経済新聞夕刊2019年6月10日付]

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