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刀剣乱舞からガンダムまで 2.5次元舞台ブームのワケ

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NIKKEI STYLE

マンガ、ゲーム、アニメーション作品を原作とする舞台化作品の総称「2.5次元」が、NHK紅白歌合戦への出場などを通じ一般にも知られるようになった。名作アニメの舞台化や海外公演への展開もあり、今やエンターテインメント界で最も期待されるジャンルに成長している。

2018年末のNHK紅白歌合戦に「世界で人気のジャパンカルチャー」として、ミュージカル「刀剣乱舞」のキャスト19振り(19人)が出場し、パフォーマンスを披露した。マンガやゲームを原作とした2.5次元と呼ばれる舞台は、近年女性ファンを中心にブームになっている。

2014年には一般社団法人日本2.5次元ミュージカル協会(東京・目黒)が発足。原作の権利を持つ出版社、アニメ制作会社、舞台制作関連会社などに加え、エンターテインメント関連の多様な業種間で情報交換や宣伝が効果的にできるようになった。同協会広報担当の遠田尚美氏は、「協会ができて5年目でようやく一般にも知られるジャンルになった」と話す。

「刀剣乱舞」はパリ公演も成功

2.5次元と称されるジャンルの始まりは、2003年誕生のミュージカル「テニスの王子様」(通称テニミュ)だろう。原作そのままのビジュアルに、歌、芝居。そしてそれを舞台上で完璧に表現する若手俳優たちの存在により、テニミュは爆発的人気を獲得。累計動員数260万人を突破するメガヒットとなり、「NARUTO―ナルト―」「黒子のバスケ」などの舞台につながった。

ぴあ総研によれば、17年の上演作品数は171作品で市場規模は前年比21%増の156億円となった。18年以降も勢いは続く見通し。作品の幅も広がり、今やメディアミックスの中核を担うまでに成長した。

背景には「興行元の増加もある」(協会の遠田氏)。テニミュや刀剣乱舞の舞台を擁し、二大巨頭といわれるネルケプランニングとマーベラスに加え「GANTZ」「少女革命ウテナ」などの舞台化を担うポリゴンマジック、自社アニメの舞台化に力を入れるエイベックス・ピクチャーズやサンライズが名を連ねる。

現在2.5次元シーンをけん引するのは、PCブラウザー&アプリゲーム「刀剣乱舞―ONLINE―」を原案にした2作品。一つは15年にトライアル公演を行い、16年から年2本のペースで本公演を上演し、昨年はパリ公演も成功させたミュージカル「刀剣乱舞」(通称刀ミュ)。もう一つはストレートプレイの舞台「刀剣乱舞」(通称刀ステ)だ。加えて「あんさんぶるスターズ!」や「A3!」といった、新たな舞台のヒット作も増えている。

今注目されるのが「機動戦士ガンダム」など名作の舞台化。協会の遠田氏は「仮面ライダーやウルトラマンは、ショー形態はあったが、演劇作品はなかった。これら誰もが知る作品が2.5次元で舞台化されるのは新傾向でジャンルが広がる」と話す。

高まる人気、俳優にも注目

原作元の出版社などが舞台化に抵抗がなくなったことも理由の一つ。興行収入10億円に届かず製作に見合わない映画が増える一方で、舞台は話題に上がりやすく、市場が広がっている。

俳優にも注目が集まる。鈴木拡樹(「弱虫ペダル」「刀ステ」)をはじめ黒羽麻璃央や崎山つばさ(刀ミュ)らがドラマや映画、バラエティー番組に活躍の場を広げている。

今年も動きは急だ。1月には「2.5次元の映画を作る」との目標で製作された「映画刀剣乱舞」が公開され、スマッシュヒットした。7月には、アイア2.5シアター神戸(神戸市)が専用劇場としてオープンする。

そして、2.5次元の強みの海外展開も加速する。今年は3月に「美少女戦士セーラームーン」のパフォーマンスショーが米国に渡り、ワシントン・ニューヨーク公演とも好評だった。今や2.5次元は世界標準の日本のカルチャーとして進化を続けているといえるだろう。

(日経エンタテインメント!4月号から再構成 ライター 山内 涼子)

[日本経済新聞夕刊2019年4月20日付]

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