NIKKEIプラス1

2017/2/21

ファッション pick-up

暖かくなる春夏向けに古堀さんが薦めるのは、ジャケットの裏地がなく通気性のいい背抜きのタイプのスーツだ。ポリエステルの割合が高い素材なら家で水洗いできるものもある。着る時期を見据えて素材や柄を考えながら買いそろえてみよう。

シャツ5枚、靴3足ローテ

シャツを選ぶ時は、色と柄、襟の形に気を付けたい。「新入社員ならまずは清潔感が重要」(古堀さん)。白無地のほか、水色など青系の色も選択肢に入るという。森井さんは「少し攻めた印象なら白地に青のストライプや、襟だけが白いクレリックのシャツがお薦め」と話す。

シャツの襟はネクタイの有無によって使い分けよう。ネクタイ着用時には結び目まわりが見えづらいレギュラーやセミワイドの襟型が基本。クールビズなどノーネクタイで着る時は襟の先が浮きがちなので、「襟立ちのきれいなボタンダウンや襟先が開いたワイド、ホリゾンタルがお薦め」(森井さん)だ。

週5日の勤務なら、5枚あると楽だ。家で洗濯できる形態安定加工のシャツを選び、週末にまとめて洗濯するのでもいい。クリーニング店に出す場合も、10枚そろえておけば、週1回出すだけで済む。「仕事ができる男性はシャツのマネジメントがうまい」(森井さん)

ネクタイは「斜めに入ったストライプと、ドットと無地の3種類あるといい」(古堀さん)。色は紺やえんじが定番で、春先には紫やピンクも人気という。柄や色違いが5本あると印象を変えられる。素材はシルクが基本だが、森井さんは「クールビズの時はニットタイ、秋冬はウールもあり」と助言する。