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資格、仕事につなげるには まず伸びる分野を予想

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 「資格を取ったのに役立っていない」という人が多い。資格は取って終わりではなく、せっかくなら仕事に活かしたいもの。そのためには「少子高齢化」など時代の流れを読み、需要のある資格かどうかを見極める必要がある。

ペット、葬祭業、家庭保育…

「今や子どもよりペットの数の方が多い。必ず需要が増えると思った」。中村絵理さんは2年前にペットシッター士の資格を取得し「ペットシッター&犬のしつけSmile」(東京都江戸川区)を起業した。

ペットの世話や健康管理を請け負うペットシッター士。新しい資格の取得を目指す女性の間で注目されている。中村さんはもともと動物好き。でも好きというだけでなく、将来性も考えて資格を取ったと話す。

ペットを飼う人が増えているだけでなく、ペットの飼い主に単身者が増え、また飼い主の高齢化も進んでいる。このため出張や入院などで留守にする時、ペットの世話を求める需要はより拡大すると予想した。

ペットシッター士に預けた場合の料金は、犬の種類などにより異なるが、平均すると2500円前後。中村さんはペットシッター士と同時にドッグトレーナーの資格も取った。「世話に加え、しつけもできるのが自分のセールスポイント」と話す。

葬祭業もまた、高齢化で規模拡大が見込まれる市場。そこで注目されている資格が、葬祭ディレクターだ。葬儀の準備から進行、遺族の心のケアまで行うプロであることを証明する。葬儀社などでの実務経験に加え、技能審査試験にパスすれば取得できる。

「最近は『終活』という言葉も生まれ、葬儀の生前相談も一般的になった」と葬儀社「和田」(神奈川県藤沢市)の和田江理佳さんは言う。「形式にとらわれない葬儀を望む人が増え、プロデュース業としての葬祭ディレクターの需要が高まっている」

一方、子育てしながら働き続ける女性が増えるなか、保育サービスの多様性も求められている。

チャイルドマインダーは、少人数制家庭保育のプロを認定する資格。保育園などで集団保育を行う保育士と異なり、自宅や依頼者の家などで家庭的な保育を行う。自分も子育て中の場合、自宅で開業できるのは魅力だ。ただ、現状では東京都などでは保育士の資格も持っていないと、自宅保育は難しい。

保育サービス「ファーストウォーク」(東京都渋谷区)の参納初夏さんは話す。「独自に開発した遊びのツールで子どもの興味や能力を引き出すなど、単に預かるだけではない保育が喜ばれている」

複数取得で価値アップ

ここで挙げた資格は弁護士や会計士のように、資格がなければ仕事ができないというものではない。しかも資格を取るにはお金と時間がかかる。資格取得にあたっての注意点は何か。

「資格を金に換える方法」(中経出版)の著者、高村祐規子さんは「今やどんな資格でも、取れば安心という時代ではない。結局は取った資格をどう活用できるかで費用対効果は決まるのではないか」という。

その上で高村さんは、これまでの経験とかけ離れた資格に挑戦するより「実務経験を活かせる範囲の資格にまずは注目を」と話す。 また、資格は複数を組み合わせることで、より威力を発揮する。「ペットシッター士なら、ペットの医療介護の知識やマッサージのテクニックがあれば、ペットの高齢化に対応できる」。プラスアルファのサービスを提供することで、より付加価値の高い仕事ができるというわけだ。

語学も資格を補強する最強のツール。語学ができれば需要はぐんと広がり、時給も確実にアップする。

例えば最近、過当競争気味のネイルサロン。でも中国語ができるネイリストがいるサロンは中国人観光客で連日大賑わいだという。

時代の流れ、経験、別の資格、語学。資格を活かすには、これらとの組み合わせが大切、と心得よう。

(ライター 松田 亜希子)

[日経プラスワン2014年8月23日付]

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