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パスタ・スープにも 和だしで味に深み、活用のコツ

2013/10/8 日本経済新聞 プラスワン

 昆布やかつお節から取る「和だし」を使う料理が見直されている。伝統的な和風料理だけではなく、パスタやスープなどに大胆に活用するレシピもある。簡単に和だしを取る工夫も続々と登場。手間がかかって面倒というイメージを覆す、現代風の和だし活用術を探った。
昆布だしでパスタをゆでるとうまみが増す。具材はシンプルに=写真 片桐大輝

■パスタをゆでる際、鍋に昆布も入れる

 都内に住む池田雅子さんは、パスタをゆでる際に和だしを使う。鍋にはパスタと一緒に昆布を入れる。出来上がりは塩だけでゆでたものに比べ、独特の深い味わいがある。昆布のだしが効いている証拠だ。

 「昆布を身近に使える料理をと考えた」と話す池田さん。かつお節卸会社で働く傍ら、和だしを使う料理を考案。レシピ投稿サイト「クックパッド」やブログ「だしのある暮らし」で数年前から紹介してきた。最近は「20~30代の女性を中心に、注目度がグンと上がった」という。

 昆布でゆでるパスタもそのひとつ。ゆでる時に昆布を加えるだけと簡単だ。ゆで汁はかき卵、だしを取った昆布はいため物の具にと、食材の無駄がないのも魅力だ。

 池田さんは「手軽に和だしを使おうと工夫する中で洋風料理への活用法が増えた」と振り返る。パスタ以外にも、かつお節と昆布のだしのミネストローネや、干しシイタケを使うクリームスープなどが人気がある。

 和だし活用料理を考案・紹介する動きは、プロの料理人の間にも広がっている。もともとフランス料理のシェフで、産業フードプロデューサーの中村新さんは、昆布やかつお節のだしを使うスープカレー、ポタージュなどのレシピを考えた。

 「欧州修業時代、昆布などの使い方をよく聞かれ、実際に使う店も多かった。海外から見て和だしの活用範囲はとても広いと気付いた」と話す。今年、考案したレシピをまとめた「からだが喜ぶ和だしのスープ」(世界文化社)を出版し、女性を中心に人気を集める。

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