変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック

最近、新入社員研修の講師を務めました。今年は疑問に思ったことを積極的に質問する人が多かったように思います。いつもの年より、やる気を感じました。

反対に心配になったのは(1)相づちが少ない(2)発表するときに滑舌が悪く、何を言っているのか聞きとりにくい(3)立ったときに椅子を出しっぱなしにする人が多かった――ことです。

相づちは「あなたの話を聞いています」というサインです。「聞いています」という感情表現が乏しいと損をします。特に新入社員は、いきいきとした表現を期待されているものです。

滑舌が悪い人には、おなかから声を出す腹式呼吸をしてもらいます。口から息をストローで吐くように、細く長い息を吐き出します。もうこれ以上吐けなくなったところでちょっと止めて、鼻から細くて長い息を吸います。次に「あ~」と言いながらおなかをへこませて息を吐きます。

さらに鼻から息を吸い、同じように「い~」と言いながら息を吐き出します。おなかがへこんでいくのを確認することが大切です。

一斉に立って挨拶をする際、「立ったら椅子をすぐ机の中に入れる」と伝えても、できない人が目立ちました。そのときはできても「前に出てきてください」というと、慌てるせいか、椅子は出しっぱなしです。

自宅で椅子を中に入れていれば、身についているはずの動作です。椅子をしまわないと、オフィスが雑然と見え、事故のもとにもなるので注意しましょう。

(マナーデザイナー 岩下 宣子)

[日経プラスワン2013年4月27日付]

新着記事

Follow Us
日経転職版日経ビジネススクールOFFICE PASSexcedo日経TEST

会員登録をすると、編集者が厳選した記事やセミナー案内などをメルマガでお届けしますNIKKEIリスキリング会員登録最新情報をチェック