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睡眠不足も大敵 歯周病を予防するには 4つのポイントで症状チェック

2013/1/10 日本経済新聞 プラスワン

 日本人成人の8割は歯周病かその予備軍だという。放置すれば歯を失うことにもなる。予防には正しい歯磨きに加え、良くかんで食べるなど正しい生活習慣が大事だ。定期検診を受け、歯垢(しこう)や歯石を除去してもらおう。

 歯周病は、歯に付着する歯垢に含まれる細菌の一種である歯周病菌が、歯を支える歯槽骨(しそうこつ)や、歯と歯槽骨を結ぶ歯根膜など歯の周りの組織を溶かし、歯茎が腫れたり出血したりして、最終的に歯が抜けてしまう病気だ。

放置すると深刻に

 日本人が歯を失う最も大きな原因で初期は自覚症状がほとんどないだけに、日ごろの注意が欠かせない。まずは症状をチェックして、一つでも思い当たれば、歯周病を疑おう。

 歯を磨くと歯ブラシに血がついたり、硬いものを食べたとき血が出たりすれば、歯肉が菌に侵され炎症を起こしている可能性が高い。歯肉が腫れ、ぶよぶよしていれば症状はかなり進行している。健康な歯肉はピンク色だが、歯周病にかかると赤っぽく腫れ、赤紫色へと変わっていく。

 胃腸は健康なのに、口臭があり口の中がねばねばするときは、口内で歯周病菌が繁殖していると考えられる。口臭は自分では気づかない場合が多いので、指摘されたら気にすべきだ。

 昔に比べ歯が長くなったと感じたら、歯周病で歯の周りの骨が溶け出しているとみてよい。歯肉が後退して歯の根の部分が露出してきている。さらに進行すると歯が抜けてしまう。

 歯科医の研修機関、JIADS(東京都中央区)代表で全米歯周病学会名誉会員の小野善弘氏は「歯周病は自分が気づかないうちに進行してしまう慢性の病気。放置すると大事な歯を失うことになる」と警告する。取り返しがつかなくならないように歯科医で定期的に検診してもらおう。

 予防は歯周組織に付いた歯垢を取り除くこと。人により歯並びは異なるので、歯科医で歯の磨き方について指導を受けるのがよい。

 おさらぎ歯科(神奈川県鎌倉市)の大仏紫郎医師は磨き方の基本を「毛先を歯の表面に直角に軽く当て、力を入れず小刻みに震わすようにして磨く。歯と歯の間、歯と歯茎の間も同様に行う」と説明する。

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