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台所用洗剤は薄めて使用 ひどい手荒れの予防と対策

2012/10/25 日本経済新聞 プラスワン

空気が乾燥するこの季節は手のひらがカサカサになったり、指先がひび割れたりと、手荒れに悩む人が増えてくる。毎年のこととあきらめず、生活習慣を見直し、早めに皮膚科医に相談すれば、悪化を防げると専門家はアドバイスする。

■皮脂激減が手荒れの原因に

家事から事務作業まで、毎日酷使される私たちの手は意外に繊細だ。肌は皮脂腺から分泌される油分で乾燥などの外的刺激から守られているが、手には皮脂腺が少ない。

さらに秋から冬にかけては皮脂腺の働きが弱まる。このため炊事や洗濯など水仕事をこなす人の手指の皮脂が激減してさまざまな刺激が皮膚内に炎症をもたらし、手あれの原因となる。

菊池皮膚科医院(東京都荒川区)の菊池新理事長は「親指や人さし指などよく使う指の先から荒れてくる。内部で炎症が起きていても、指先は厚い角質で覆われているので目に見える湿疹はできない。しかし、限界を超えると表面が硬く腫れ、やがてパックリと亀裂が入る」。こうなると手湿疹(主婦湿疹)と診断される。その前に生活習慣を見直すことが大切だ。

■洗剤は自分に合った製品を

まず食器を洗う台所用洗剤の使い方を見直す。洗剤は皮脂を落とす上、皮膚に刺激を与える物質が含まれている。忙しいとスポンジに洗剤を直接かけがちだが、「使用上の注意」に従って薄めて使おう。ゴム手袋も効果的だが、手あれのひどい人はゴムに使われる化学成分にも敏感なことが多いので、木綿のインナー手袋が有効な場合もある。ゴム手袋では細かい作業ができないという場合は、調理用や医療用として売られている透明のプラスチック手袋も便利だ。

専門家は洗剤を変えてみてほしいとも指摘する。中山皮膚科クリニック(東京都品川区)の中山秀夫院長は「界面活性剤などの成分は洗剤ごとに異なる上、影響には個人差もある。新製品発売後に患者が急増することもあり、自分に合った製品を探したい」と話す。

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