エンタメ!

何でもランキング

夏においしいご当地ジュース 何でもランキング 搾りたて風味そのままに

2010/7/3 日本経済新聞 プラス

自然の恵みが詰まった果物ジュース。全国には地元の果物を使った商品も多い。取り寄せできる果汁飲料を、食の専門家が実際に試飲し、家族で夏においしく飲めるものを選んだ。

1
380ポイント
田島柑橘園「セニョリータ陽子」(佐賀県太良町)
甘みが強く濃厚な地中海沿岸原産のかんきつ類「クレメンティン」を自家農園で減農薬栽培。甘い果実の中で特に甘い、全果汁の25%に当たる部分だけを搾り、高糖度のジュースに仕上げた。
「欧州の豪華ホテルの朝食の味」(川野妙子さん)、「果肉のつぶつぶ感もうれしい」(南清貴さん)、「日当たりのよい畑で育った甘い果実をそのままほお張っているような風味」(Norikoさん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)ミカン(3)600ミリリットル、2本2400円(4)0954・67・0513、ご当地ドットコム=0120・374・599、www.goto-chi.com/でも販売
2
330ポイント
林農園「しぼったままの葡萄じゅうす(赤)」(長野県塩尻市)
「五一わいん」で知られる老舗ワイナリーが作る100%果汁飲料。昼は暑く夜は冷涼な土地で育ったブドウ(コンコード種)を使い、オリだけ除き、ろ過せずに瓶詰め。混濁タイプのため濃厚でとろりとしており、ブドウの自然な風味を味わえる。別品種の(白)もある。
「ブドウのうまみが凝縮。重厚感ある味わい」(畔田隆弘さん)、「甘み、酸味、渋み、コクのバランスが良い」(吉田義秀さん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)ブドウ(3)500ミリリットル、1本609円(4)0263・52・0059、www.goichiwine.co.jp/
3
325ポイント
果物楽園うばふところ「ラ・フランスジュース」(山形県上山市)
自家農園で贈答用に育てたラ・フランスを使った。日光がよく当たるブドウ棚を利用して減農薬栽培し、完熟してから収穫しているため、豊かな甘みと繊細な香りが特徴。
「完熟ラ・フランスをそのまま食べているよう。味、香り、後味どれも申し分ない」(北川みゆきさん)、「素材のラ・フランス自体が上質と思われる品の良い味わい。大変飲みやすく、おしゃれなのでギフトにも向く」(こみやまたみこさん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)西洋ナシ、ビタミンC(酸化防止剤)(3)720ミリリットル、2本3480円(4)まめ印屋=023・612・7077、www.mameweb.com/
4
275ポイント
あいはら果樹園「ももジュース」(福島県桑折町)
自家栽培する果汁豊富なモモの品種「ゆうぞら」を使用。自然な甘みととろりとしたのど越しが特徴。「みずみずしいモモの上品な香りと繊細な甘みが残っている」(坂本有希さん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)モモ、ビタミンC(酸化防止剤)(3)720ミリリットル、2本2100円(4)ご当地ドットコム=0120・374・599、www.goto-chi.com/
5
235ポイント
名護パイナップルワイナリー「ギュッとパイン」(沖縄県名護市)
風味を保つため、搾ったその日に瓶詰め。8月から年末ごろまではこの商品に代わり、無加糖の「ロイヤルスウィートパインジュース」(1024円)を販売。「さわやかな甘みで夏にぴったり」(ほりえさちこさん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)パイナップル、グラニュー糖(3)500ミリリットル、1本924円(4)0120・758・146、shop.nagopain.com/
6
220ポイント
あっぷりんご園「ストレート果汁100%リンゴジュース」(青森県弘前市)
自家農園で育てた生食用の完熟リンゴを使用。収穫後、数カ月間熟成させてから搾るため、コクがある。「味、香りが豊かで、ジュースを飲んでいるというより、リンゴを丸かじりしているような感じ」(稲岡壮一さん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)リンゴ(3)720ミリリットル、6本4620円(4)0172・93・2039、app-le.jp/
7
195ポイント
池田ワイン製菓「ハスカップ ミニ」(北海道池田町)
ビタミンCやカルシウムなどが豊富な北海道特産の果物ハスカップの17%果汁飲料。酸味が強いため、砂糖などで飲みやすく調整。「ほどよい酸味とコクが心地よく、飲み飽きない」(坂本さん)
(1)果汁入り飲料(2)ハスカップ、グラニュー糖(てん菜糖)、水あめ、レモン果汁(3)200ミリリットル、1本262円(4)0120・023・451、www.tokachi-market.jp/
8
175ポイント
川平ファーム「パッションフルーツジュース」(沖縄県石垣市)
野性味あふれる果物パッションフルーツの中でも酸味と香りが特に強い種類を使用。栄養素を損なわないよう短時間で瓶詰め。酸味が強く、そのままもしくは薄めて飲む。「酸っぱいが、すっと飲める」(南さん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)パッションフルーツ(3)500ミリリットル、1本2520円(4)0980・88・2475、kabirafarm-online.com/
9
155ポイント
田那部青果「極々果実ジュース」(松山市)
ミカン産地の青果問屋が手掛ける100%果汁飲料。味の濃い小玉の温州ミカンを小さな手搾り器で手搾りした。鮮度を保つため冷凍で発送。冷蔵庫で自然解凍した後、4日以内に飲むのがいいという。「手搾りらしい優しい味」(稲岡さん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)温州ミカン(3)200ミリリットル、6本3650円(4)089・952・5656、www.e-mikan.co.jp/
10
125ポイント
青研「葉とらずりんご100」(青森県弘前市)
直営農場や契約農家で栽培した紅玉やふじなど5種類のリンゴを皮ごと搾った。混濁タイプなので、リンゴそのもののうまみが生きている。「甘み、酸味のバランスもよく、後味がよい」(Norikoさん)
(1)100%果汁(ストレート)(2)リンゴ、ビタミンC(酸化防止剤)(3)195グラム、30本3700円(4)0172・82・4637、www.ringo-seiken.co.jp/

法律(JAS法)で「ジュース」と表記できる果汁100%飲料に加え、果汁の割合がそれ未満の「果汁入り飲料」も対象にした。

風味の豊かなものが並んだが、同じ100%ジュースでも街でよく買うものと作り方が違う。果汁の処理法に2種類あり、スーパーなどで売られるジュースは高いものを除くと「濃縮還元」が大半。果汁を濃縮して輸送・保管し、元の状態まで水分を戻して販売する。風味を補うため、香料を加えることが多い。

ご当地100%ジュースの多くは搾った果汁を濃縮も還元もせずに容器に詰めた「ストレート」タイプ。途中で加熱殺菌はするが、香料などは加えないものが多く、搾りたての風味を楽しみやすい。ランキングでも5、7位を除く8品がストレートで無香料・無加糖だった。香料などの添加成分は容器の「原材料名」欄で確認でき、果物名以外に何もなければ、無添加だ。

各業者が力を入れているのが、新品種の導入・開発。青果卸大手の東京青果(東京都大田区)よると、消費者の好みを映し「糖度の高い品種に取り組む生産者が多い。特にかんきつ類で活発」という。1位の原料のクレメンティンもその一つ。濃厚な果汁が特徴でスペインから取り入れた。3位のラ・フランスも高糖度の果物として知られる。

気になるのが栄養素だ。果汁飲料は生の果物の代わりになるのだろうか。女子栄養大学の春日敦子准教授は「食物繊維やビタミンA、D、Eなど生の果物に比べて少なくなる成分もあるが、ビタミンCやポリフェノールなどは効率よく摂取できる」と話す。時間の経過や空気への接触で劣化する栄養素もあるので、早めに飲むのがいいようだ。

料理やカクテルにも活用

ジュースは様々な料理やカクテルにも利用できる。特に味が濃い南国の果物は使い道が多い。8位のパッションフルーツのジュースは「大人は発泡ワイン、子どもはヨーグルトやアイスクリームに合わせてみては。マリネやサラダのドレッシングにもいい」(こみやまさん)。

10位内には入らなかったが、やんばる食品「山原シークヮーサー」はレモン汁代わりに様々な料理に使え、炭酸や泡盛で割れば「沖縄料理との相性は最高」(南さん)という。果物の産地と飲料の製造場所が異なるため対象外だったが、セゾンファクトリーの「飲むアロエ(マンゴーココナッツ)」を推す人もおり、アイスやかき氷にかけて食べたいとの声があった。


表の見方 数字は選者の評価を点数化。(1)果汁の割合と処理法(2)原材料名(3)代表的な容量、注文可能な最少個数と価格(送料別、10位は送料込み)(4)取り寄せ先の電話番号やホームページ(頭のhttp://は略)
調査の方法 その地域の果物を使い、その地域で作る果汁飲料が対象。大手通販サイトや百貨店の売れ筋や専門家の推薦で選んだ23商品を試飲。贈答ではなく、家族が取り寄せて飲むことを想定し、価格も考慮して選んだ。選者は次の通り(敬称略、五十音順)。
稲岡壮一(ロック・フィールド商品開発グループ)▽川野妙子(「おうちで生ジュース」著者・栄養士)▽北川みゆき(食育アドバイザー)▽畔田隆弘(伊勢丹食品営業部シェフズセレクションバイヤー)▽こみやまたみこ(「おとりよせネット」達人)▽坂本有希(欧風料理店「坂本さんの奥さんのトコ」店主・ソムリエール)▽Noriko(情報サイト「Juice+Life」主宰)▽ほりえさちこ(料理研究家)▽南清貴(フードプロデューサー)▽吉田義秀(新宿高野商品開発課課長)
<お詫び・訂正>
7月3日12時に掲載した「夏においしいご当地ジュース 何でもランキング」の表中、10位の青研「葉とらずりんご100」の商品説明で「無農薬」とあったのは誤りでした。  (2010/7/3 17:08)

エンタメ! 新着記事

ALL CHANNEL