MONO TRENDY

ブームの予感(日経MJ)

インコの背中は魅惑の香り アイスや香水で楽しむ 文具や雑貨も好調

2013/7/14

 犬やネコが中心だった動物グッズの世界で、人気急上昇中なのがインコだ。これまで光があたらなかったからこそ際立つ意外なかわいさを背景に、インコ関連の雑貨、文具の売れ行きが好調で、アイスクリームや香水といった変わり種も登場。ありきたりの商品では満足できない消費者の支持を集めている。
とりみカフェ「ぽこの森」で飼われているインコ

 「昔飼っていたインコを思い出します」。アイスクリームを一口食べた男性(21)は少年時代を懐かしむ。アイスの名前は「セキセイインコアイス」(300円)。インコの背中から香るといわれる「晴れた日に干した布団のような独特のにおい」(アイスを販売する神戸市内の鳥カフェ「ぽこの森」)を再現した。

 インコのにおいの源は「エサのにおい」(同)という。そこでアイスにはバニラ味に、インコの好むキビ、ヒエなどの雑穀やリンゴをブレンドした。食べてみると、まず、香ばしいにおいが鼻腔(びこう)をくすぐる。続いて雑穀の香ばしさとリンゴの甘さが口に広がり、普通においしい。

とりみカフェ「ぽこの森」が作ったインコとフィンチ風味のアイス

 アイスは5月に大阪・梅田の阪神百貨店の催事で販売。事前にツイッターなどで告知したところ当日は開店前から行列ができ、10分で完売した。5月末からはカフェでの販売も開始し、これまで1日20組だった来店客は100組以上にまで膨れあがった。鳥好きのほか、商品自体の珍しさから「どんな味なのか一度食べてみたくて来た」(20代女性)客も多い。8月下旬からは通信販売も始める。

 インコそのものの存在の地味さと相まって「人とは少し違うものを求めるお客さんに受けている」(ぽこの森)らしい。 また、今年2月には鳥モチーフ雑貨のネット通販「OKAMEN75」が「日を浴びたインコの背中の香り」を再現した香水「魅惑の背中」(1260円)を発売。こちらも月2回入荷し、1週間で売り切れる状況だ。

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